KouheiNakamura

デッドプールのKouheiNakamuraのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
4.5
楽しい、楽しい。嗚呼、楽しい。この映画が観られる日を待った甲斐がありました。
今や全世界の興行収入の上位をアメコミ映画が占めつつあるほどに、アメコミ映画全盛なご時世。マーベルはアベンジャーズシリーズを作り続け、DCも遂にジャスティス・リーグを作る算段を立て始め、Xメンシリーズもまだまだ続く。ドラマシリーズのように複雑化・深化し続けるアメコミ映画たち…。もちろん、僕はそんなアメコミ映画たちが大好きだしヒーローとは何ぞや?を問いかける映画も大好物だ。
しかし、最早アベンジャーズシリーズやXメンシリーズは一見さんが簡単に手を出せる代物ではなくなってしまった。ただただ楽しいヒーロー映画はもう作られないのか…?
そんな時にこの映画が誕生した。「デッドプール」、実はこの映画自体は大分前から作られる予定だった。しかし、何度も頓挫した。何故か?内容のほとんどがお下劣なギャグ、さらにメタネタの数々だからだ。デッドプールというキャラクターは自分がアメコミのキャラクターだということを知っている。だからしょっちゅう彼は僕たち(観客)に話しかけてくる。見てよ、俺ちゃんの銃さばき超カッコ良くない?あ、この拷問はちょっとキツイだろうからカメラずらしておくね。( ´ ▽ ` )ノみたいなことを平気でかます奴なのだ。
まさに天下御免の無責任ヒーロー。っていうか世界の危機とか正義とかどうでもええわい。俺ちゃん、愛する彼女とイチャイチャ出来ればそれでいいもんねー。だから俺ちゃんはヒーローじゃないよ。
…こんな困ったやつが主役の映画なんか出来るわけがない。アメコミ好きは半ば諦めていた…。

しかし、ライアン・レイノルズという気骨のある超イケメン俳優(興行不振の映画にばかり出ていて実は崖っぷちのおしゃべり野郎)によって見事映画は完成。アクション、エロ、グロ、シモ、バカ満載の超エンタメ映画が完成したのだ!万歳!もちろん世界中で大ヒットだ!

…なに?デッドプールにしてはイマイチハジけてない?正直中盤はちょい退屈?意外に真面目な作り?
そんなことはどうでもいいでしょう。だって、デッドプールの映画がこれからまだまだ観られるんですよ?(なんてったって大ヒットしたからな!)さあ、君は何回劇場に観に行く?僕はなるべくたくさん観に行きたいです!オススメ以外ありえませんね。
KouheiNakamura

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