ドルフィンキック

脳内ポイズンベリーのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)
3.7
フジテレビムービー(フジテレビジョン制作の映画)。
想像していたよりも、コメディ色は、薄くて、シリアスな恋愛映画だったのは、意外でした。
ただ、お話のテンポが、あまり良くなかったので、欲を言えば、もう少し、一つ一つのエピソードを、コンパクトにまとめて、お手頃なランニングタイムの作品に仕上げてほしかったですね。
真木よう子さんは、「SP」シリーズでのクールで、勝気で、男前な役柄が、似合う、カッコ良い女優さんのイメージが、強かったのですが、本作の恋愛に悩む、優柔不断な女性の役柄も、今までの彼女のイメージとは、違い、新鮮で、演技、表情共に、とても良かったと思います。
脳内会議のドタバタ加減も、笑えました。
まるで、「キサラギ」を彷彿とさせるような、それぞれ、キャラが立った、芸達者なキャスト陣の演技合戦、会話(セリフ)の掛け合い、体を張った、やり取りが、面白くて、グイグイと、引込まれてしまいました。
舞台化しても、面白そうですね♪
特に、吉田羊さん、神木隆之介さんは、抜群の安定感で、演技力が、半端なくて、本当に、上手いですね。演技だけではなくて、細かい表情の変化も、さすがでした。
西島秀俊さんも、いつものカッコ良い感じでは、なくて、優柔不断で、情けない役柄を、好演?されていて、ナイスでした!
それから、早乙女役の古川雄輝さんですが、童顔、イケメン、高身長で、今どきのモテる条件を全て兼ね備えた男性だと思うので、少しくらい、自己中心的で、正確に難が、あっても、お部屋が、汚くても、真木よう子さんが、せっかくの好条件の男性を手放したくなくて、我慢して、許せてしまう気持ちは、分かります。
性格重視で、選ぶなら、手堅く、越智さん、外見重視で、選ぶなら、早乙女君って言う感じでしょうかね。
でも、今は、外見重視派の方が多いのかな。
でも、プロポーズをすっぽかすのは、いけないと思いますね。
ラストは、予想外でしたが、無難な結末で、これは、これで、良かったと思います♪
あの意味深なラストシーンも、爽やかで、心地良かったですね♪