セッション
名門の音楽大学に入学したアンドリューが、教師であるフレッチャーの罵倒されながらも、狂気のレッスンを受け成長していくストーリー。
前半はJ・Kシモンズの迫力ある演技に圧倒される展開が続きますが、それらを忘れさせる程のラスト9分19秒が待っています。
"師匠から弟子への復讐""弟子から師匠への復讐"そして師匠を超越した演奏が響き渡り、お互いが純粋に音楽を楽しむ時間が続きます。
でもこれが最高潮ではなく、フレッチャーがアンドリューのサポート役にまわる、まさしくアンドリューを完全に認めた瞬間が映し出されます。
そして演奏が終わった瞬間エンドロールが流れ、もう余計なシーンは要らないと言わんばかりのエンディングです。
久々に心に響く映画を観ました。最高傑作の一本だと思います。