R

セッションのRのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
5.0
4回目!!! すげーーーー!!! 4回目にしてまた泣いた!!! 最高!!! 最高!!! 最高!!! もー最後、居ても立っても居られなくて全身鳥肌、リズムに体を動かしまくりながら見てた!!! この興奮はすぐには冷めないだろう!!! すぐにでももう一回見たいし、みんなに勧めたい!!! ジェットコースターのような映画!!! オープニングがいきなりふたりの初めての出会いやねんな。単刀直入。主人公はアメリカ屈指の音楽学校シェイファー音楽院に通う19歳の男子生徒アンドリュー。次代のバディーリッチとしてプロのジャズドラマーを志し、固い決意と情熱を持って猛練習しているスタジオ内に、突然入って来るフレッチャー教授。つるつるのハゲ頭で、顔のパーツのサイズが大きく、耳が尖り気味で、筋肉モリモリ。まるで悪魔の化身みたいに見える。彼は学内トップのジャズバンドを指揮する鬼教官として名を馳せており、彼にスカウトされることを望んでいる学生は数多。そんな彼が、ヒタヒタとアンドリューに近づく様子は、久々に見てみると、クローゼットのゲイのよう。後日、バターン!と激しくドアをぶち開けて、アンドリューが所属するバンド練習に闖入してくるフレッチャー。いやいや、ドアの開け閉めのしかたよ🤣 そして、遠回しにアンドリューをスカウトする様子は、これまたクローゼットゲイのよう。この点は僕が勝手に想像して楽しんでるだけなので無視してください笑 スカウトされたアンドリューは俄然やる気を増し、ノリノリで新たなバンドの練習に参加するんやけど、フレッチャーの期待に届かせることができない。それどころか、まさかの地獄の罵声を浴びせられまくる。以降、公的私刑といえるほどの激しい虐待を、精神的にも身体的にも受け始める。バンドメンバーたちのいる前で。しかも、そのやり方が非常に巧妙。持ち上げてはどん底まで落とし、プライベートの痛いところを突きまくって、メッタメタにやられまくる。けど、凄まじい負けん気で、アンドリューは訓練しまくるのです。カワイイなと思って声をかけ、彼女になった超スウィートな女の子には、もう君とは付き合えない、音楽のことしか頭にない、とバッサリ。手を血塗れにしながら猛練習するアンドリュー。途中から、ロッキーか何かかこの映画は?っていうくらい、格闘ドラマみたいになっていく。フレッチャー教授の狂気じみた虐待コーチングは、ひとえに、偉大なる音楽家を育成するためらしいが、それにしても激し過ぎる。現代の感覚的には完全にイジメ。そんなフレッチャーに意地でもついて行こうとするアンドリュー君。これがだんだんいい顔つきになっていくんですねー。僕こういう顔つきしてる人ほんま好きなんす。どんなにキツくても、つらくても、ただひたすら訓練を積んでいくストイックな人のみが出せる、むすっと逞しい、いじらしい表情💞🤤最高!!! そりゃフレッチャーが惚れるのも分かるわ🤣 てか、こんな表情を演技できるマイルズテラーすごい!!! 他の映画でも魅力的だが、この映画の彼はほんとに素晴らしい。表現がめちゃくちゃイイ! 眼差しが多くを語る映画でもあり、瞳の輝きに何度も心揺さぶられた! アンドリュー! 映画史の中で一番好きなキャラクターにうなぎのぼり! で、フレッチャーの影響でアンドリューもだんだん狂気に駆られていくんすわ。そのピークは衝撃のレンタカー!!! あっと思ったときにはもう遅い。早送りとスローモーションが同時に襲いかかって来る妙な感じ。からの……もうアホですかと🤣 いやー、しかし、何事においても偉業を達成するのは、100%以上の努力と不屈の精神、鬼トレーナーの罵声と暴力! 笑えるシーンも多いけど、ほんとに、一理以上のものがあるよ。ぬるくゆるく適度に良い人であることが美徳のように扱われる現代において、本作はすさまじいブロー! あと家族との会話シーンは、まるで我々に語りかけてくるような切実さがありましたね。あっち側には、何がなんでも、死んでも、行きたくない。ラストは、まさか、まさかの展開………しかし、何クソと、コントロールを奪い返し、憎悪を憤怒を超えたところに猛烈なる融合が爆発的パワー!!! カッコ良過ぎる!!! マジすげーーー!!! 最後のアンドリューの子どものような表情に涙がぶわーーーーー!!! サイコーーーーーーーーーー!!! ひとりスタンディングオベーション!!!👏👏👏 もう最高でした。間接照明ばかりのダークでクールな映像も、サントラも、何もかも最高!!! これはだれに対してもめちゃくちゃオススメできるし、今後も何度も見ることでしょう!!!


ちなみにレイティングの軌跡
1回目☆5
2回目☆5
3回目☆4.6
4回目☆5


1回目の感想文
(一部そのまま4回目の感想に使用)



すごすぎる!!! 大興奮! ラストカットの後ひとり心の中で拍手喝采! 今年見た中ではぶっちぎりでNo.1!(?) こんな面白い映画、久しぶりに見た! オープニングから最後までこれほど集中を強いられるとは! 全編ずっと手に汗にぎる緊張感! 情熱と憎悪と挫折と不屈の精神。途中から目頭があつくなって、何度もポロリと涙がこぼれた。偉業を達成するのは、100%以上の努力と絶対に負けない心と、鬼トレーナーの罵声と暴力!笑えるシーンも多いけど、いや、ほんとに、一理以上のものが。ぬるいゆるいが美徳のように扱われる現代にすさまじいブロー! 家族との会話のシーンはまるで我々に語りかけてくるような切実さがあった。スピーディで迫力のある演出も隅々まで大好物! レンタカーのシーンとか圧倒的リアリティー。フルメタルジャケットやロッキーやブラックスワンなどの名作を髣髴させるシーンもいろいろあって面白いし、マイルズテラー! いい俳優になってきたなー! 言葉数少ない分、すばらしい表情。この人の表現すごく好き! 特に眼差しがほんとに多くのことを語る映画やから、瞳の輝きに何度も揺さぶられた! ラスト、コーチとの憎しみの乱闘と、それを超えたところにある猛烈な融合の爆発的パワーには圧倒された! ほんますげー! これは絶対に映画館で見るべき!


以上セッションでした!
R

R