前作が面白かったので連続鑑賞。
前作は花の方がよりスポットライトを浴びていたように感じられたけど、本作ではアリスこと、有栖川徹子の方に多くスポットライトが向けられていた印象。
そのせいなのか、アニメになったせいなのか、花とアリスの過去に、青春ラブストーリー、オカルトものに探偵ものと、かなり詰め込まれた結果、展開が多い作品になっている気がしました。
特に儀式のくだりはやり過ぎなんじゃないの!?と思うけど、アニメになっても岩井監督のファンタジー感覚は失われていなかったから、見てる最中は不思議と何にも思いませんでした笑
個人的には渡辺さん尾行からの湯田くん待ち伏せのくだりがお気に入りなんだけど、そのシーンにおいても車の下で暖を取るというあり得ない行為ながら、そこで繰り広げられるは思春期女子の会話というアンバランスさも、岩井監督作品の持つ唯一無二の感覚を助長させている気がします。
それでもその後に続く ”勘違い” からのドタバタ劇で、作品にメリハリをつけてることでしっかりエンタメ作品にもなっているのが良い!
そりゃこんな冒険・経験をしてしまったら2人の絆は強いよなあ、と納得できるほどにビギニングとしては最高の出来でした。
できれば2人の今を描く大人パートも見てみたい。蒼井優さんも結婚したことだし!