てつこてつ

慶州(キョンジュ) ヒョンとユニのてつこてつのレビュー・感想・評価

3.3
淡々とストーリーが進む美しい作品。

とにかく舞台となる古都・慶州の魅力が最大限に活かされている。深い緑の山々と豊かな自然に囲まれた美しい町並み、伝統的な朝鮮建築工法で建てられた茶屋、食事処の外観や内装、重要文化財である古墳群など、すべてが実に画になる。

主役の大学教授を演じたパク・ヘイルは本当にカメレオン俳優で、言われなければ彼とは分からないほど、この役どころにもしっかりとなりきっていて魅せてくれる。

シン・ミナが演じたヒロインが韓国茶を入れる所作の動きが美しい。

終盤の夜の古墳に上った後に二人がすっかり寝静まった古都を歩く描写が個人的には一番好きなシーン。

エンディングで7年前に戻る流れが良いね。韓国にも春画って、あるんね。
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