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トイ・ストーリー4のkazu1961のレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
4.2
▪️Title :「トイ・ストーリー4」
Original Title :「Toy Story 4」
▪️Release Date:2019/07/12
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-164
▪️My Review
『トイ・ストーリー3』でこれ以上ない完璧なエンディングを迎え、当時「トイ・ストーリー」シリーズの終幕を確信したものです。それなのに『トイ・ストーリー4』と続編が公開されるなんて!!前作を超えられるのか?期待と不安が入り混じった状態で鑑賞ですっ!!
結論から言うと期待を上回る素晴らしい感動作でした。とてつもなく感動的で、とても愛おしくて、アイデアがとてつもなく素晴らしい。そんな作品に仕上がっています。
前作では別の持ち主の元へ渡ったため登場しなかったボー・ピープが約20年ぶりに再登場しています(中心的な役割を果たしてますね)。
そして、そのメッセージも「なにがおもちゃにとっての幸せなのか」というシリーズの根幹を成すテーマ、またかねてから指摘されていた「人格を持つものが人間の所有物となってよいのか」というシリーズが孕んでいる倫理的な問題を更にクローズアップした作品となっていて見応え抜群。
そして、高い映像技術を誇るピクサーですが、そのテクノロジーは今なお進化しています。本作で特にその進化が感じられるのは、ボー・ピープの質感。ボーのアクションシーンが多い本作ですが、どんなに動き回っても彼女が陶器製であると感じられる映像に仕上げるというチャレンジを、アニメーター陣は見事にクリアしていました。ここも見応えのポイントの一つですね。
さらにさらに、何よりこのシリーズならではのストーリーと感動!!ウッディの声を演じるトム・ハンクスは「今作のエンディングは歴史的瞬間でインパクト大、エモーショナルだ。最後はスタッフの方に顔を向けられなかった」とコメントしているんです」。まさかっ!の展開、大感動でした。やはりこのシリーズは鉄板です!!
追記:シリーズの面白さでもある小ネタ集、「シャイニング」へのオマージュ、キューブリック作品の小ネタ、楽しいピクサー作品からのカメオ出演も健在です。探してみてはいかがでしょうか?

▪️Overview
おもちゃの世界を舞台に描くピクサー・アニメーションの大ヒットシリーズ「トイ・ストーリー」の第4作。ウッディたちの新しい持ち主となった女の子ボニーは、幼稚園の工作で作ったフォーキーを家に持ち帰る。ボニーの今一番のお気に入りであるフォーキーを仲間たちに快く紹介するウッディだったが、フォークやモールでできたフォーキーは自分を「ゴミ」だと認識し、ゴミ箱に捨てられようとボニーのもとを逃げ出してしまう。フォーキーを連れ戻しに行ったウッディは、その帰り道に通りがかったアンティークショップで、かつての仲間であるボー・ピープのランプを発見する。一方、なかなか戻ってこないウッディとフォーキーを心配したバズたちも2人の捜索に乗り出すが……。ボー・ピープが「トイ・ストーリー2」以来19年ぶりに再登場を果たすほか、物語の鍵を握るフォーキー、ふわもふコンビのダッキー&バニー、かわいいアンティークのおもちゃギャビー・ギャビーなど新キャラクターたちも続々と登場。数々のピクサー作品でストーリーボードアーティストを担当し、「インサイド・ヘッド」では脚本にも参加したジョシュ・クーリーが長編初監督を務める。
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