たけちゃん

トイ・ストーリー4のたけちゃんのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
3.8
内なる声を聞け!


ジョッシュ・クーリー監督 2019年製作
声優 唐沢寿明、所ジョージ


行ってきました、「トイ・ストーリー4」
本当は前作までのレビューをしてからと思ったんですが、先に見ちゃったんで(笑)、過去作レビューはまた今度。1作目のみ以前レビュー済( ¯−¯ )フッ


さて、皆さん大好きな「トイ・ストーリーシリーズ」ですが、もちろん、僕も大好きです。特に、3作目は奇跡の作品ですので、当然、続編の必要性なんて、考えてもいませんでした。

だから、今作の製作発表を聞いた時は「えっ?」って思いましたよね。あのストーリーの後に、どんな話を語るのだろう……と。


で、結果は、アニメとして面白かったし、悪くはなかったけど、前作を超えるかと言われると、答えはNO!
なので、ここからは、それはどうしてか?という話題になりますので、読みたくない方はここまででm(_ _)m






僕は「トイ・ストーリー」大好きなんです😊
それは、映画を観終わったあとには、いつもおもちゃが愛おしくなって、また、出してあげようかな?遊んであげようかな?という気持ちにさせてくれる作品だからです。
僕も人の親なので、当然、わが家にあるわが子のおもちゃという話もありますが、それ以上に、自分が子供だった頃に遊んだ懐かしいおもちゃのことまで思い出すんですよね。ほんと、素敵なストーリー。

特に、3作目は本当に泣けた。
その部分については、また今度、3作目のレビューで書きたいと思いますが、今回の作品はそこが違ったんですよね。



今回、主役となるのはボニーが幼稚園で作った手作りのおもちゃフォーキー。使い終わったフォークを使って作ったものです。
だから、フォーキーは自分のことを"ゴミ"だと思っている。
人によっては、たしかにそれは"ゴミ"🗑👋🏻
でも、作った人にとっては違いますよね。

わが家には、もう既に成人した息子が3歳頃に作った"ゴミ"のようなおもちゃが捨てずにあります。
当時、好きだった「金色のガッシュ・ベル」の映画「メカ・バルカンの来襲」を見た息子が、ペットボトルと割り箸で作ったもので、仕事から帰ってきた僕に嬉しそうに見せてくれたのを覚えています。たしか、バルカンって名前も書いてあったはず。センスが良くて、感心したものです。←オヤバカ
今はそんなことを恥ずかしい話として、息子は話題にもしませんが、親としては捨てられずに取ってあるんです。
まさに、今作のフォーキーって、そんな存在。
本人だけにとっての宝物。

そのフォーキーをめぐってウッディやバズが奮闘する、たしかに素敵なストーリーです。


ただ、では、どうして僕が過去作ほどの気持ちにならないのか?
それはウッディがある人に再会し、それにより出すある結論に対してです。
これはかなりのネタバレなので、書きませんけど。


でも、ひとつだけ語ると、僕は過去作が"おもちゃと持ち主の幸せな関係"を描いたものであるのに対し、今回は"おもちゃの幸せ"を描いたところに共感が出来ませんでした。
それは語るに必要な話でしたか?

昨今の映画によくあるマイノリティへの目配せというか、個の幸せを追求した話にどうにも違和感があって。擬人化されたおもちゃでまで、それを語るのか?と。
だから、ウッディに自分を重ねたりする人は、良い作品!と評価すると思うけど、あくまでもウッディをおもちゃとして見てる僕には違ったかな、と。
決して映画の出来が悪かったわけではないんですので、よろしければ見に行ってウッディたちに会ってきてくださいね( ˘ ˘ )ウンウン




最後にプチ音ネタ💩ウンチクンを!
「トイ・ストーリー」と言えば、「君はともだち」
その吹替版の歌を歌っているのは、ダイヤモンド🔯ユカイさんです。彼の歌い方が映画の雰囲気にもピッタリで、大好きですが、今回は新曲が加わっています。
それが「君のため」!
ウッディがフォーキーのために歌うこの曲も良かったです。

オリジナルはランディ・ニューマン。
1968年にデビューしたシンガーソングライターですが、なかなか目が出ず、1980年以降に映画音楽を手がけるようになりました。
この「トイ・ストーリー」の「君はともだち」や「モンスターズ・インク」の「君がいないと」などで知られますね。
独特の歌い方がクセになり、僕も大好きです( •̀ω•́ )و✧

ユカイさんバージョンもいいんだけど、オリジナルが素晴らしいので、ぜひ、そちらもチェックしてみてくださいね\(^o^)/