良かったとこ1 新キャラたちの活躍
特にキアヌ・リーヴスが声を当てていたカブーンが最高。Yes we canada!も良かったし、ウザさと情けなさのバランスも良かった。今後もいろんなピクサー映画にカメオ出演してもおかしくない。ダッキー&バニーは、ディズニーというよりドリームワークスのアニメに出てきそうなノリだけど、Kee & Peeleがティズニーに乗り込んできたような異色ぶりが面白かった。
良かったとこ2 アンティークショップ
中盤からの主な舞台になるアンティークショップは、置かれている品物の質感が良かった。今までのピクサー映画にゆかりがある物も置かれていたように見えたので、絵を止めて眺めたいぐらい。
ダメだったとこ1 ストーリーの煮詰まり具合
何より新キャラのフォーキー。前半でストーリー上の目標が達成できてしまい、後半は単なるマクガフィン扱い。また、ウッディが最後に出す結論も、今までの信念を裏切るから驚きではあるけれど、何故そうなったかが明確ではないので、もうウッディでトイストーリーは作りたくないというスタッフ側の思惑で退場させられたような感じ。
映画の途中でテーマが変わっているのが脚本家の降板のせいか分からないけど、練り上げたストーリーというよりは、飲み込みづらい煮詰まり具合が気になった。
ダメだったとこ2 オモチャ性の放棄
CGの進歩で人間とオモチャが同じ画面に違和感なく同居できる代わりに、トイストーリーが本来持っていた「人間が知らないところでオモチャはこんなことをしているかも知れない」と想像するワクワクさが完全になくなった。もうオモチャではなく小人たちの大冒険でいいような感じ。
