あの『3』のあと、続編を作る意味があるのかと誰もが思ったでありましょう。
ええ、私も思ってましたよ。
でも、あのピクサーが作るのであれば、『3』を超えないまでも、なにか見せたいものがあるのだと思い鑑賞しました。
ピクサーは多分、『トイストーリー』を単なるいい話にしたくなかったのだろう。
この『4』はもしかしたら生きることの映画で、物語が終わったあとの映画なのだ。
生きるって、二人がうまく行って終わりじゃないし、犯人が捕まって終わりでもない。
映画は断片で終われるけど人生でのエピソードはずっと続く。
なので、物語としては蛇足であると知りつつ、その後の過ごし方を描きたかったんじゃないかなあと勝手に推測。
点が辛いのは、観る前にはそんなこと当然思わず、ふつーに物語として観たからであります(笑)。