あぁ…フェーズ3も終わりが近づき、佳境に来ちゃいました。ここまでマラソンしたのが少し寂しい気もしますが、今作を観ると、やっぱり最初のアイアンマンから話はしっかりと地続きなのが熱い。
トニーがずっと恐れてきた宇宙からの強敵が、現実になったということは、やっぱり主人公はアイアンマンだなと納得です。
とうとう眼前に現れたサノス様。アベンジャーズ1作目から存在は描かれて、宇宙の遥か彼方から徐々に地球へと近づいてくる、止まらないサノスの進行。とうとう地球へと降り立ったときは、鳥肌が立ちました。
だけど、サノスが案外悪役でもなかったことに肩をすかされた。
サノスはやり方が違えど、己の正義を執行するヒーローだったのかぁ…と思う反面、改めてアベンジャーズが危うい存在であることを感じました。
ラストの穏やかな地で満足気に微笑むサノスは、心の荷がおりてハッピーエンドなんだろう。人類からすれば超絶バッドエンドですが、それすらも正義と悪が紙一重という究極の話を描いているように思う。
当時この作品を観た人は、どんな表情や気持ちで映画館を後にしたんだろう。
ヒーローが大敗するなんてあり得る話なのに、それでも正義は勝つ！と信じてきた子供の頃からの常識をぶち壊してくれたMCU。これからもどんどんぶち壊してほしいです。
