きよぼん

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのきよぼんのレビュー・感想・評価

4.0
「本編終了後に映像が流れますので最後までお楽しみください」

(詳細はちがうけれど)こういうメッセージがマーベルの映画の上映前に表示されます。マーベル映画のお約束となったスタッフロールの間にはさまれるオマケ映像は、得した気分になれるものもありますが、正直微妙な場合も多いです。今回がどちらかは観ていただいた方に判断していただくとして、自分はこの作品は食い入るようにスタッフロールをみました。なぜなら本編のラストが

「しょええええええええええ!!!!!!」

だったので、少しでも情報が欲しかった!いやこれどーなってるの!?多分あれがこーなったんだろうけど、えええ!?早く次が観たいです!!

といってもこの映画だけでも充分満足できる出来映えです。オールスター映画っていうのは、顔見せだけのお祭り映画になりがちですが、それぞれのキャラに見せ場があるというトンデモネー脚本。

「オレのアイアンマン」「オレのスパイダーマン」「オレのドクターストレンジ」などなどなど自分のお気に入りの活躍にどのキャラのファンも満足できること間違いなし。

そして自分は「オレのガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が活躍してくれたので、もう涙が出てくるくらいうれしい。もっと顔見せだけだと思ってました。オレの中ではこの映画、「アベンジャーズ・インフィニティウォー」ではなく、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ”メガ・リミックス”」としてオススメしたいです!多分、アイアンマンが好きな人は「アイアンマン4」なのかも。

今回の敵役サノスが目指すのは「資源は有限なんだから、適正な数にまで生き物の数を減らさないとあかん」という、今どこかの国のトップが考えていそうなこと。

そこに挑むは宇宙の危機だというのに口げんかしてるアベンジャーズの面々。全体主義VS個人主義の戦い。ワカンダ戦は絶体絶命の危機がせまるなか、ある一人を守るために危険な選択をすることになります。その選択はヒーローモノの王道ですし、そうすべきだとは思うのです。だけどサノスが宇宙どうにかしちゃおーかというこれだけの危機においてもそっちのリスクをとるのかというのは、個人なのか全体なのか、大切にするべきものは何かというテーマを考えさせられます。

その考えのいきつく先は…やっぱり次回作観ないことには出せそうにありません。ああ早く観たい!!
きよぼん

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