これキャプテン・アメリカだったんだ、と見終わってから思い出した。
アベンジャーズシリーズの一つとして見てたけど、これまでのヒーロー集合シリーズの中では一番良い。
特に変な終わり方の感じとか。
アイアンマンチームとキャップチームの対峙で、1組ずつ対応する組み合わせがいるあたりは少年漫画的なワクワクがある。
ここのバトルでは、超人系(キャプテンアメリカ、ウィンターソルジャー、スパイダーマン、ブラックパンサー)がみんな互角のパワーっぽく描かれているのが気になった。スパイダーマンが予想外のフィジカルを持っている。
まあそれにしてもちゃんとそれぞれに見せ場を用意したバトルとかは良かった。
チーム分けも、自由人だったアイアンマンがいわば体制側を選んで、もともと軍人のキャプテンとかファルコンがアウトロー側に行くところなんかが上手い。
ただ、この選択の点で、アベンジャーズの独りよがり感を代表するようなキャプテン・アメリカのことがより好きじゃなくなってしまった。(あとファルコンは自分の頭で考えろ〜)
アベンジャーズはパワーや正義感において人並み外れてるものの、知能とか戦略については他の人のことを信用しなさすぎだと思うんだよな。
積み重ねてきた人類の叡智的なもの、あるでしょう。
強すぎる力を自制する部分を外していったらそれこそトランプと同じになっちゃうじゃん、と思う。
今回は自分がたまたま正しかっただけだとは考えないのかしら。
ただ、そこに自ら疑問を呈していく映画という意味で今までのモヤモヤがある程度晴らされた。