じょにー

キャプテン・マーベルのじょにーのレビュー・感想・評価

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)
4.8
今から鑑賞する方にひとつだけ忠告したい。
【上映開始時間にぜったい遅れないこと。】
あなたがマーベルファンならなおさら。

いよいよ次作で大詰めという佳境まで来て、こんなに真正面からぶつかってくるのかよ。マーベルの信念たるや。
シリーズの他作品と比べても笑い多め&サスペンス風な変化球を繰り出しつつも、ラグナロクやGotGが組み合わさったような、確かな"パワー"を感じる一作だった。
若干ふわっとした部分もあったけど。笑

「ヒーロー」という言葉の出た回数、MCU史上一番多いんじゃないか?
ヒーローという存在。キャプテンマーベルこそ女性ヒーローのニュースタンダード、なんて言いたいけど、僕はただヒーローと呼びます。それでいいじゃん。ワンダーウーマンの感想でも同じようなことを言ったな。
色んな創作に触れてきたけど、ギャップやら逆張りやらを含めても女性は女性らしかったり、男性は男性らしかったりしてつまらんなーって思ってました。でもこの作品にはそれを感じない(物語としての振りかぶりはあるけど、、)。ただヒーロー。やっと世界がここまで来たか。
歴史や伝統は鑑みても、文脈や空気は読まなくていいと思う。ましてや創作の中なら。
大げさに聞こえるかもしれないけど、これもマーベルが世界に足を踏み出させる作品のひとつだと僕は感じます。

こんなに語ってると勘違いされそうだけど、そんな真面目くさった映画ではないですよ。笑えてアツくてヒャッホーできるいつものマーベルなんです。
そして素晴らしいのは、彼女が特別たる以前から彼女のままであり続けてたってこと。ヒーローであるということ。ここが繋がるんだなって今気付いた。
彼女があの人に言い放った言葉がひとつの真理だ。
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