今すぐスタジオに行って
腹の底から出たセリフを言ってこいっ!
往復ビンタをくらって泣きそうになるジョージ・クルーニー
50年代ハリウッド黄金期のスタジオが舞台。古い映画ファンにとってはたまらない。共産主義者の脚本家グループ、いわゆるハリウッド10が登場。彼らに拉致られ簡単に洗脳されてしまうスターベアード。
あのさ、資本論ってやつにみんな書いてあんだよ
スタジオは単なる資本主義の手段なんだって
だからスタジオの機能ってのはー。。。
ペラペラペラペラ調子に乗ってやってると、目の前のマニックスの顔がみるみる紅潮していく。そこでバチコーンw
ビンタ一発でサーセンしたーって気をつけしているベアードに更に、
いいか監督も記録係も腹の底から仕事をする
映画に価値があり映画に尽くすのが自分の価値だからだ
スターだと証明してこい
こんなクルーニー見たことないw
その言葉どうり、ラストシーンの撮影で素晴らしい演技を見せるスター。その場にいるスタッフ誰もが心を打たれた。なのに、、、最後の一言が出てこない チクショー
ベタなとこはほんとベタなのよね。
すべてが映画愛に捧げられた作品。マニックスは活動屋って言葉がピッタリ合う男。冒頭からずっとロッキードからヘッドハンティングを受けていて重っ苦しい表情。重役に会うたびにこれからは航空機の時代で映画はもう斜陽だとdisられることにカチンと来ている。
虚業だ?サーカスだ?だからどうした。これがオレの仕事だと最後は晴れやかな顔でスタジオを闊歩する。
制作部長ならずともこんなの誰だってある。迷うところがその人の良心なんだ。楽な道を選ぶのは間違っていますかと問うとき、アンタ既に神の声は聞こえてるよー 答えは出てるよー
人生なんて限られた手札を持って最大の役をめざすもの。たとえブタであってもなって、メチャ前向きになってもたー
キリスト教的なモチーフについては後で調べよっと
⇒モデルになっている人たち ざっと
マニックスはMGMの辣腕プロデューサー Eddie Mannix
クルーニーは、トニー・カーティス、リチャード・バートン、マーロン・ブランド、ロバート・テイラーの合成?
スカヨハはエスター・ウィリアムズ Esther Williams
テイタムはジーン・ケリー?
田舎っぺのオールデン・エアエンライクはケン・メイナード Ken Maynard
かわいかったヴェロニカ・オソリオはカルメン・ミランダ”ブラジルの爆弾”
ティルダ・スウィントンのゴシップライターは Louella ParsonsとHedda Hopperを足して割ったもの。
レイフ・ファインズの監督は、マーヴィン・ルロイか
マクドーマンドのチェーンスモーキングおばさんは伝説の編集者デデ・アレン Dede Allen
⇒参考ムービー
『クォ・ヴァディス』('51)『ベン・ハー』('59)『スパルタカス』('60)『錨を上げて』('45)『踊る大紐育』('49)『百万弗の人魚』('52)