超豪華キャスト競演、50年代のハリウッドが舞台、スターの誘拐事件が発生!こうやって要素だけ取り出してみると、一体どんなエンタメ大作だろうと思うでしょうが…。そこは安心してください、監督がコーエン兄弟ですよ。タランティーノ監督とはまた違ったタイプの超映画オタクなコーエン兄弟。普通に楽しいハリウッドエンタメなんて作るわけがありません。
50年代のハリウッドスタジオで起こるゴタゴタを解決していくエディ・マニックス(実在の人物!)を主軸に、絡み合いそうで大して絡まないスターたちのてんやわんやをブラックジョークたっぷりで魅せるゆる〜いコメディに仕上がっています。そこに、共産主義者・赤狩りへの皮肉をひとさじ。
またマニアックな映画ネタの多いこと。不勉強なため、全ての映画ネタは拾いきれませんでしたが中々楽しめました。
ジョージ・クルーニーの間抜け役、チャニング・テイタムの颯爽とした男前っぷりは最高!どんな話にも皮肉やジョークを忘れないコーエン兄弟はやっぱり素敵だなあ…。見よ!これがコーエン兄弟流の映画愛だ!