『ロッキー・ザ・ファイナル』の後、ロッキーJr.(マイロ・ヴィンティミリア)は改心できず、カナダに行ったと見せかけ、ラスベガスでギャングになっていた。
しかし、その報がロッキーに届く時、年老いた彼に代わって、舎弟兼親友の “クリスマス男” が今、正義の鉄槌を下すのであった…。
そう、男の名は、ジェイソン・ステイサム。
…てな妄想をしながら見るのが丁度良いんじゃないでしょうか?
というのも、ステイサム as ニック・ワイルドという名前とは裏腹に、アクションよりもハードボイルド色が濃厚な作品で、『コン・エアー』なサイモン・ウエスト監督を期待すると肩透かしを食らうから。
だが漢なら!どこぞのアニメキツネではなく、山路和弘キツネの哀愁とダメ男っぷりに咽びかえるべし!!
そして、スプーンやカードで無双するステイサムよりも、一般人に殴られるステイサム、トイレで猛烈に悔しがるステイサム、
そして、それらよりロン毛のスタンリー・トゥッチの方が衝撃的という異色の1本。