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秘密 THE TOP SECRETのshinoのネタバレレビュー・内容・結末

秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

清水玲子の漫画を映画化させた作品。
脳から記憶の映像を取り出し、殺人事件を早期解決するための機関、第九の物語。
原作がものすごく好きなんですが、なんというか、なんていうか、、、ウン、、、。監督との解釈違いがすごかったです()
以下若干ボロクソです。

そもそものプロット段階から悪いのか、やりたいことをたくさん詰め込みすぎてて全てのエピソードが中途半端な気がしました。貝沼の事件・絹子の事件・連続自殺事件。分厚い原作の3エピソードはさすがに普通の映画よりも上映時間長いとはいえ詰め込みすぎかなあ。無理に貝沼と絹子の接点を作って失敗した感。それなら無理に貝沼(確かに貝沼は重要人物だけども)を出さなくてもよかったのでは、、、?伏線っぽく出した青木くん関係解決してないし。最後の犬の視点の映像も、原作だとすごいボロ泣きしたんですがなんか、、、なんだろうなあ、、、。もし原作の映像で昔の絹子が笑っていたとしたら、ああ…ってなったと思います。原作の絹子は父親から強姦されていましたから、その前と考えるとって感じで。映画はサイコパスだサイコパスだといわれすぎて、最後に笑顔の絹子が出てきても、でもサイコパスなんでしょう、、、?みたいな。もっとそうなる原因を丁寧に書いてたら最後の映像もああ…ってなったとおもいます。
ところどころなんでそこ変えた!?ってところが多かったかな。貝沼が教会で財布をちょろまかそうとしていたところも、やはり原作通りスーパーで万引きの方が、現代の惨めって感じでよかったなあと。
個人的に実写化するなら、絹子は乾き。のときの小松菜奈か、私の男の二階堂ふみとかあたりかなって思っていたので。ギャップが…。可愛らしい方だとは思いますが、絹子のイメージとは少し違いました。
どうでもいいですけど、青木くんが絹子の首を締めたら赤い水がブワーッて出るところキューブリックのシャイニングっぽいですよね。

もうなんというか、頑張って褒めます。美術がよかった。セットすごくよかった。美術さん頑張った!あとED曲好き!
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