少しだけ、他人に優しくしようと思える映画だった。
独特の間と雰囲気。
2時間と、尺は長いがずっと見ていられた。いいタイミングで入るちょっとした笑い。
主に3人の物語が同時に進んでいくんやけど、食べてるお弁当とかでちょっとずつ主人公に繋がっている細かい設定が良かった。
サブタイトルのそれでも人は生きていく、っていうのがこの映画のすべてを表している。
この映画が終わっても3人は変わらない日常をこれからも生きていくんだろうな。少しでも良くなっていればいいな。
カメラワークもいろいろ工夫してあって良かった。
画面的には鶏の大群の中、立ってる主婦の画がすごく好きだった。
最後に見上げた東京の空とか、毎日通う仕事場の東京湾?とか、そこにあるけど気づかない景色の美しさがすごく伝わってきた。
見て良かったと思える映画。
大切にしたい。