このレビューはネタバレを含みます
マイケル・ダグラスのお父さんでもある名優カーク・ダグラスが、ギリシア神話の英雄オデュッセウスに扮してイキリ倒す映画。
ご本人は今年の2月5日に103歳で亡くなられてます。
予告編はこちら👇
https://youtu.be/_RFGE95C3Ok
映画の元になったホメロスの叙事詩『オデュッセイア』はこのオデュッセウスが主人公の物語です。めっちゃ有名なのでネタバレボタンの意味無し( ; ´∀｀)
「ニュー•シネマ•パラダイス」の1:31:10辺りに本作が流れるシーンがあります。
以下感想など。
○トロイア戦争でトロイの木馬作戦を立案実行したイタケ島の王、英雄オデュッセウス。彼の実の父親は風の神アイオロスの子で「シーシュポスの岩」の逸話で有名なシーシュポスだと言われています。(タナトスとペルセポネーという死を司る2人の神を騙した罪で、巨大な岩を山頂まで運び上げるよう命じられるが、あと少しで山頂という所で毎回岩が奈落の底まで転がり落ちてしまい、これを永遠に繰り返す罰を受けているというもの)
○敵のトロイア軍の王プリアモスの妃ヘカベーを奴隷として連れ去ったり、プリアモスの幼い孫を殺せと命じたりとトロイア側から見ればなかなかの外道っぷり。
そのためプリアモスとヘカベーの娘であるカサンドラに「お前への呪いは倍、いや3倍返しだ！あとポセイドンの天罰が下るからな！」という呪いをかけられます。
○このカサンドラはトロイアに降りかかる災いを予言したのに誰も信じてくれなかった悲しき予言者。その昔太陽神アポロンに言い寄られた時に予言の力を授かりましたが、皮肉にもその力でアポロンにヤリ捨てられる未来を視てしまったためアポロンを拒絶→ヤれると思ったのになんやねんこのクソ女！と激おこのアポロンに「お前の予言は100%当たるけど誰も信じない呪いかけたったww」と仕返しされました。アポロン最っ低(;´=ω=)(=ω=`;)ﾅｲﾜｰ
○トロイア戦争に勝ったはいいものの、オデュッセウスは自分の国へ帰るまで艱難辛苦を乗り越… 数々の試練… 困難…
まぁちょっとは苦労します。むしろもっと苦労しろ。
○船が難破してオデュッセウスはほぼ裸でスケリア島の海岸に記憶喪失状態で打ち上げられます。そこへ島の王女ナウシカアが通り掛かり「まぁなんてハンサムでマッチョな殿方…きっと名のある勇者に違いないわ素敵！抱いて！(＊//艸//)💖」となり婚約までします。
○しかし婚礼の日に海を眺めながら記憶を取り戻したオデュッセウス。タイミング考えろや(#ΦдΦ⊂彡☆))Д´) ﾊﾟｰﾝ
一つ目の怪物サイクロップスの元から逃げ出した話、アイアイエ島の魔女キルケと過ごした1年間の話、セイレーンの棲む魔の海域を無事通り抜けた話など色んな冒険譚が回想の形で挟まれます。特撮とかこの時代にしては良く出来てるなという印象。
○魔女キルケは太陽神ヘリオスの娘で、パシパエとは姉妹です。パシパエはミノス王の妃で牛頭人身の怪物ミノタウロスを産んだ女性。
○キルケに誘惑された時は「キルケって妻のペネロペにそっくり…だから俺がキルケとセック◯スしてもしょうがないよね、寂しいし」と自分に言い訳しつつも「でもペネロペは他の男にはそう簡単に抱かれないから！貞淑な妻だから！」とめっちゃ自分勝手なこと言ってました(#^ω^)腹立つわー
○オデュッセウスがキルケとかナウシカアと宜しくやってる間に、ペネロペは多くの男に言い寄られてそれはもう大変でした。
しかし夫のオデュッセウスと違って10年間しっかり貞操を守り抜いた妻の鑑。
○なんだかんだあって、ようやくオデュッセウスは故郷へ帰還。彼にしか引けない大弓で一直線に並んだ斧🪓の穴🕳12個に矢を通し、ドヤ顔で「イタケ島よ！私は帰って来た！」と高らかに宣言、ペネロペに言い寄っていた男達を一網打尽にします。
ちなみに通し矢はこんな感じ https://youtu.be/klL7VWa0OCY
○「あなた…！長かった…生きてると信じてお待ちしていました ✨( っᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )っ💖」「ペネロペ！俺も寂しかった！逢いたかったよ！( ｰ`ωｰ´)✨」で、めでたしめでたし ーー終ーー
キルケとナウシカアのことも嫁さんに正直に言えや(#ΦдΦ⊂彡☆))Д´) ﾊﾟｰﾝ
カーク・ダグラス、顔は割とWikiに載ってるオデュッセウスの頭像に似てるんですが、体が貧弱貧弱ゥ！でとても「神話の英雄」には見えず残念でした( ; ´ω｀)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以下映画とは関係無い話。
我が家のPS2はここ数年壊れて放置してあったんですが、どうしても遊びたいゲームがあったのでPS5ではなくPS2を買ってしまいました。今作を観てまた「God Of War」もプレイしたくなりました。壊れてる方(なんとSCPH39000！)はそのうち修理してみようと思ってます。
