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ビューティー・インサイドのkのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
3.6
朝起きるたびに毎日違う顔になるキム・ウジンが恋をするお話。

設定がこんだけ特異だと、つい自分に置き換えて考えてしまいますが、うーん、なかなか他人には打ち明けられないでしょう。例えばですが、今日は「けいすけ」という名の男に会って、また明日も会いましょうねって言って翌日会ったら今度はその「けいすけ」が欧米女性になってる訳ですからね。しかもその欧米女性は言うんです、昨日の「けいすけ」だよ、って。あぁぁぁぁもう訳わかんなくなりますよね。でも今作はこういうお話。

設定が特異だからといっても、キム・ウジンと恋人のイスがぶつかる壁や悩みは普遍的で悪く言えばありきたりで、良く言えば誰にでも共感できます。言いたいことがあるけれど自分一人で抱え込んでしまう、周りの目が気になって、自分の気持ちに気づかなかった、などなどそこら辺の恋愛映画と同じことを描いています。これが良いか悪いかは別問題です。

主人公キム・ウジンの仕事が家具のデザイナーなのは結局なんでだったんでしょう。あれ、見落としか、それとも単に言及されていなかったから?
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