そそり立つヤツが来るシリーズ6作目
前作はエイリアンという皮を被ったなんちゃって作品…と言われても仕方がないような出来栄えだったけどリドリー・スコットのやりたいことは詰まっていた。
今回は評価が低くかった前作を鑑みて、そんじゃあ俺のやりたいことをやりつつエイリアンも出してやるよ!と言わんばかりの作品になってる。
やりたい放題やってるしエイリアンも出て来るし何よりタイトルにエイリアンの名が復活してる。そんなら最初っからやれよと笑
しかし今作は前作の哲学的なこともさることながら更にリドリー・スコットの好きなものが前面に出ている。
それはデビッドというアンドロイドを演じるマイケル・ファスベンダー。
彼のルネサンス彫刻のような調和のとれた体、顔、そしてチンチン(これはウソ)に魅了されたのか前作からも続投。彼の魅力が盛りだくさんだ。
彼のさながら創造主のような佇まいに視聴者もエイリアンもこうべを垂れるしかない…
しかも今回はデビッドとは違うウォルターという同型のアンドロイドも現れるのだがそれもマイケル・ファスベンダー!ファスベンダーにファスベンダー!!笑
とまあこんくらいのマイケル・ファスベンダーのファスファス劇場な訳です。
肝心やエイリアンといえばファス程度ではないがまあ出してやったぞ感で出してる。ファス以外はどうでもいいのかこの監督は笑
気合いが入ってるかそうでないかが一目瞭然だった笑
どれだけ続くんだと思ったし、監督ももうご高齢なのに完結できるんかとか思ったけどファスファスのおかげです監督の英気もファスファスしたんだろう。安心して次回作を待てる。あっ次回作はデビッド :エイリアン・パラダイスロストでお願いしますね笑 ※今作の最初の原題がエイリアン : パラダイス・ロストだった