このレビューはネタバレを含みます
昔予告で観て「これはハンニバルレクターばりのワルいアンソニーが見られるぞ!!」と期待して観たのが間違いでした(笑)
確実にあの予告はアンソニーと誘拐犯達の腹の探り合いのサスペンスだろう、と。
実話ベースだからそれは期待し過ぎでしたね。
それにしても、誘拐する前や、した後の葛藤や、ハイネケンとのやりとり、誘拐への布石、全ての描き方が中途半端に感じられてしまい、感情移入も、見方の軌道修正も出来ませんでした(笑)
もう直ぐ子どもが産まれる誘拐のメンバーの1人が葛藤する所がハイネケン解放後にすごくクローズアップされていて、「急にそこ丁寧に描くのかい!!」と(笑)
最後に「裕福は、金か仲間のどちらかしか選べない」と名言が入りますがそれを入れたいがための作品で、でも、その名言も内容が散漫過ぎて入って来ず。
非常に残念でした。
誘拐資金手に入れるために(割と躊躇なく)銀行強盗するなら、それ続けても良かったんじゃ…は言ってはダメなやつですかね(笑)