このレビューはネタバレを含みます
信仰とはなにか。
どうやって人は何かにすがるようになるのか。
深く、韓国の見えない部分を描かれた作品だと思います。
ちょっと前に「新・感・染」の前日譚を描いた「ソウルステーション・パンデミック」も観たんですが、どちらの作品も「韓流」、ともてはやされてる華やかさの裏側を露骨に描いていて、その切り口をエンターテイメントに盛り込んでいるのが良いと感じました。
ただ、ダムに沈む過疎化してる村の住人が突然現れた牧師にすがるしかないその信仰が村中に広まっていくその様をもう少し描いても良かったのかな、と。
「ソウルステーション」も勿論同じ監督だから良いのですが、絵のタッチや、あえて画面をブらせる手法が日本のアニメとはまた雰囲気も違って、そこも好みが分かれるところかと。
観て損は無い作品だと思ってますが。
ただ、この作品は結果家族を一度捨てて出て行ったお父さんが戻ってきて娘の金を盗んだから崩壊じゃない?って言う(笑)