R

クーパー家の晩餐会のRのレビュー・感想・評価

クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)
3.5
映画好きの人のTOP10リストからランダムに作品を選択し鑑賞する第10弾はこれでした! うーん🤔 なぜこれが……😅 Love the Coopers……? I can’t!!!!🤯 ひと言で言うと、毒にも薬にもならない、って感じでしょうか。とりわけココがめちゃめちゃ悪い! ということもなければ、大して良いシーンもない。まったく面白くないわけではないけど、さほど面白くもない。退屈はしないけど、それ以上の感情も湧き起こらない。観終わったあと、無。今まで見たクリスマス映画で最も印象に残らないであろうが故に、逆に印象に残りそう。あるクリスマスに毎年恒例のクーパー家の晩餐会が開かれるということで、家族が集まって来るんやけど、みんなそれぞれに秘密と嘘を持っていて、それらを隠して大集合。そして、キャスト欄を見ても分かる通り、大スターたちの大集合でもあります。まず、ジョングッドマンとダイアンキートンが夫婦①で、クリスマスの晩餐会の用意をしてる。しかし、二人は離婚することが決定しております。そのことはみんなには秘密で、最後のクリスマスを、思い出に残る良きものにしようとしてる。この二人の間の息子エドヘルムズは離婚調停中になんと失業、だがそのことはだれにも言い出せず。彼の3人の子のうち長男のティモシーシャラメはユダヤ人の娘に片想いしている。これが今やイケメンの代表格となったティモシーシャラメか! こんな非イケメンを演じられるなんて衝撃……かなりハイレベルなキモ系を演じている……さて、夫婦①の娘オリヴィアワイルドは独身で、空港にてちょっぴりイモくさいイケメン共和党派軍人ジェイクレイシーに出会い、お互い何となく良い感じになりつつ、戦争に行ってしまうのでどうにかなるわけでもない、けど、結婚はまだかまだか、とうるさい両親を黙らせておきたい、なので彼に、とりあえず帰省について来てよ、と。いちおう本作のメインキャラはこちらの二人。オリヴィアワイルドは強烈な眼光をしてて、顔面も強烈だけど、雰囲気がすごくイイ! 彼女のツンデレぷりにハートやられます。しかし、彼女には、妻子持ちの恋人がいるという秘密がある……さて、お次は夫婦①の妻の妹、こちらを演じるのがマリサトメイで、彼女は独身。何もかもすべてうまく行ってる(ように見える)姉への嫉妬から、クリスマスのプレゼントには、ブローチを万引きしてやれと、ホンマにやっちゃったあと、あっけなく見つかって警察のお世話に。この警察官が職務に忠実すぎてマシーンのようなイケメン黒人、彼にも誰にも言えない秘密があり……そして、最後は、夫婦①の父、アランアーキン。行きつけのダイナーで働いてる孫くらいの年齢のアマンダセイフライドに仄かな恋心を抱いているのだが、何と、その娘さんお店を辞めてしまうらしい……爺さんガーン。と、こんな人たちが一堂に会するまでと、その後を描いたロムコム。とりあえず、本作を見て、いちばん感じたのが、やっぱアメリカってものすごくカップル文化なんだなーってこと。恋人や配偶者がいるのが当然で、いなかったらとやかく言われたり、思われたり、卑屈になったり、けど結婚したとしてもいつしか恋愛感情が消耗し……ええことひとっつもないやん笑 というとこから、クリスマスの奇跡で見事に全員ハッピーになっていく! という流れなのですが……これ、ロマンスへの関心が劇的に低下している現代日本人が見て共感できるポイント相当少ないんじゃないかと。いや、しかし、このカップル文化内部の人にとっても、本作の驚異的なクリシェ、チージーなセリフ、都合の良すぎる展開、などなどの課題を乗り越えて、さらに本作をサイコーーーー!!!と思える人口は相当少ないのではないかと思ってしまう。しかもオールスターキャストの無駄遣いぷりったらない。他の作品では皆さん、非常に良い演技を見せてる面々だけど、本作においては、まったく本気が感じられず、片手間にやった楽な仕事みたいに見えてしまっている。誰ひとり、何もスペシャルなことをしていない。そして、ストーリー自体は、とりあえず、登場人物多過ぎて、メインの二人以外は全員薄口、前もって決められたキャラ設定をただバタバタ演じて、なんかよーわからんけどクリスマスのムードに押されてグレーからホワイトに変わるだけで、ほとんど人間的な発展がないので、最後のダンスシーンにはポカーンとしてしまいました。ただ、このシーンは少しだけ面白いことがあって、それはジェイクレイシーのダンス🤣 これキャラクター的に作られた動きなのか、本人の渾身の動きなのか、どちらもありえそうな感じがとても面白かった。何も考えずにサラーっと観れるフィールグッドムービーという感じの作品なので、クリスマスにはちょうど良いのかなぁ。毎年クリスマスには映像の世紀を見て震撼してた僕にはちょっと薄味過ぎますね。こういうロムコム見ると、似たような雰囲気だけど、ウッディアレンの作品てやっぱすごいな! 面白さがぜんぜん違うわ! って思ってしまいました。映画に娯楽以上のモノを求めたい方にはまったくオススメできない一方、テキトーにまぁまぁな映画を流し見したい方にはオススメです。面白くないことはぜんぜんないので。普通に見れると思います。この映画セレクトの方法やめよかな笑
R

R