ましゅー

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのましゅーのレビュー・感想・評価

4.1
…終わった。終わりました。
まずは42年間、この壮大なサーガを紡ぎ続けてくれた制作者の方々に感謝を申し上げたいです。『ありがとうございました。』
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思い起こせば第1作、エピソード4。
以前も触れましたが、初めて親の同伴なしに友達と一緒に観た一般映画作品が「スター・ウォーズ」でした。

(ひょっとすると「007私を愛したスパイ」だったかも知れませんが、まぁなんせ40年以上前なんで😅)
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当時の衝撃たるや、普通の映画だってまともに観ていない時期なのに、初見がこれだったら、それこそ産まれたばかりの動物が初めて見た人間を親と思い込む、その感覚でこれが映画・エンターテイメントのスタンダードと刷り込まれますよ。
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長らくその呪縛に囚われる、言葉は適切でないとは思いますが、ある意味トラウマでもあるこの作品、サーガが完結するとあっては、しっかりと眼・記憶に焼き付けねばなりません。

普段全く利用しない満を持してのIMAXで、飲んでないのに酔った気分になるレイトショーではなく、最も頭が覚醒する午後の時間帯(昨日12/21)での鑑賞です。

(相変わらず前フリや枝葉末節が冗長なのはご容赦ください。なんせ力が入りまくっています🤣)
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当初9本のエピソードが作られるとされていたこのシリーズ、プリクエルが制作された時期にはいつの間にか6本で完結となっていて落胆しつつも無理やり納得し、日々を過ごしてしばらく経ったある日、新たな3部作が作られるとの情報が。
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正直EP7がスタートした2015年は、意識して映画館にほぼ全く行かなかった時期なので(劇場非鑑賞期間:2014~2018年。その間どうしても観たくなって劇場で観たのは2本か3本)、「どうせ蛇足でしょ」とタカを括ってスルーしていたのですが、2017年EP8の公開直前からそいつが凄まじい賛否両論を巻き起こしていると聞き及ぶに至り、ようやく重い腰を上げ金ロー放映の録画をそのタイミングで観たのが、これらシークエル3部作との出会いでした。
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「フォースの覚醒」はまさに現代のSW、ストーリー運びはよりスピーディーに、違和感を感じさせないCGは当然、数々のキャラクターは魅力的で「新たなる希望」も彷彿とさせながらも、3部作の序章としてのつくりが明らかで、ちょっと長いけど割とライトにサクッと観れたものの、続編ありきってどうなのかな~と知った風な感想しか抱けず「最後のジェダイ」をどうしても観る原動力にはなり得ませんでした。

(彼1が彼2を殺してしまったのは大変ショックでしたが!)
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そうは言いながら、ついに今年を迎えるといよいよこの完結編の話題で世の中も(当初は映画好きの間だけでしたが)自分自身も盛り上がって来ると共に、これだけが理由ではないですが、5年の沈黙を破り、2月頃から徐々に劇場鑑賞を解禁していったのです。
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そうなるともう止まらないですね。特に夏からは加速度的に興味を持った作品を片っ端から時間の許す限り観るようになり、観なきゃ観なきゃと思ってても、なかなかEP8にたどり着けません。

(毎週土曜の深夜に定着した飲みながらの録画テレビ番組消化や、他のシリーズものも気になって先にそっちを配信やディスクで押さえたり)
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そしてEP9公開一週間前にようやくEP8を観、ルークの復活とその結果、そして何よりここでやっと新キャラクター カイロ・レンの更なる葛藤、主役 レイのただ単なるお元気さんから出自の謎に囚われ思い悩む心の揺れに魅了され始め、完結を見届けるに万全の心持ちが出来上がった訳です。
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はい。ここまでほぼEP9そのものに触れてませんね。…気づいてました。まぁなるべくネタバレを回避したいのもありますが、それよりもこの完結編を見届ける心情の成り行きを、なんせ42年間の集大成ですからどうしても書き留めておきたくて。
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とにかく。SWならではのキャラクターの魅力、迫力のアクション、数々のメカのまさに集大成と言えるゴージャス感。これぞ集大成・完結編に相応しいリッチな感覚を思う存分味わえました。大変満足です。
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特に、演技の巧拙はともかく、この若さでしかもこのシリーズにあって女性で続三部作の主役を務め上げたデイジー・リドリーのプレッシャーたるや、相当なものだったと思います。拍手です👏👏👏
ましゅー

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