おらんだ

ファンシイダンスのおらんだのレビュー・感想・評価

ファンシイダンス(1989年製作の映画)
3.3
塩野陽平は東京の大学生。バンドを組みボーカルとして活躍していたが、実家の寺を継ぐ為に僧堂に入り、そこで厳しい修行の日々を送る。個性あふれる面々に囲まれ、毎日を送る陽平だったが、かつての恋人・真朱に新しい恋人ができたという噂を耳にし、不安に駆られる。

彦摩呂が出とる!痩せとる!イケメン!

煩悩や欲にまみれながらもストイックな環境で修行する若僧達が面白い。色欲、食欲が皆抑えられない。というか、抑えていない。抑える気がない。そこを上手くやる方法がユニーク。

先輩坊主共の根性が悪い。体育会系の様な根性の悪さ。「あんたら最近たるんでんじゃないのー。ウチらが一年の時、こんなもんじゃなかったよー。」的な。まあ、坊主とはいえ、人間ですものね。そんな奴もおるでしょう。

まわし姿でも男前だったモッさんは坊主になっても男前です。髪型やファッションだけでイケメンと持て囃される「雰囲気イケメン」が跋扈していますが、彼の様に丸坊主にしてもカッコ良い人こそ本物だと思います。

最大の見所はやはり、ラストの問答のシーン。というか目立った所がそれぐらいしかない。全体的には面白い雰囲気なんだけど。
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