KouheiNakamura

ゴーストバスターズのKouheiNakamuraのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)
3.5
ホルツマン博士とケビンの2人勝ち。


前作からなんと27年ぶりのゴーストバスターズシリーズ最新作。80年代らしさを詰め込み、当時旬だったキャストの魅力に満ちたシリーズ一作目は中々楽しかった。
今作は過去のシリーズからは独立したリブート作品。主要キャストは全員女性。要所要所に時代が反映されていたのはgood。
ただ、いかんせん緩めのコメディとしての楽しさが薄味。脚本の粗も多く、セリフの小気味よさも足りない。ラストの大暴れは楽しいものの、全体としてはあまり良くできた作品とは言えないと思う。

さてさて、そんな今作においてキャラクターとして立っていたのは冒頭に挙げた2名。ホルツマン博士とケビン。ホルツマン博士はとにかく破天荒ながら変人っぷりと天才っぷりが突き抜けていてよかった。ケビンは愛すべき筋肉バカ。バカの度合いが凄すぎて、逆に哲学的なやり取りをしてるのか?と思えるほどの会話シーンが素晴らしい。

ちなみに今回は吹き替え版で鑑賞したのだが、これが正解だった。ホルツマン博士役の朴璐美さん、ケビン役の森川智之さんをはじめとした声優陣が素晴らしかったのだ。くじらさんの歯に絹着せないセリフ回しも耳に心地良かった。

ゆるく楽しみたい方にオススメ。
KouheiNakamura

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