本作は終始静かなる復讐劇。
モノクローム映像との調和。
重い雰囲気を象徴する音楽。
最大の見所である剣による戦闘シーン。
復讐の“シャドウ・ウォーカー”
愚直なまでに目的を貫いていき、
自由を欲している“サクソン人”
激しい叫びと血飛沫が飛び散り、
放たれていた地獄“バイキング”
激しい咆哮と怒号を響き渡らし、
純然たる支配者“デュランド軍”
全てを潰す圧倒的な武力を放つ。
2本の剣で復讐する“シャドウ・ウォーカー”
動物の毛皮を着て斧を手に戦う“サクソン人”
命尽きるまで獲物を殺し続ける“バイキング”
精練された鎧と剣と盾で戦う“デュランド軍”
交差する刃、軋む筋肉、流れる血。
シャドウ・ウォーカーはあくまでデュラント卿への復讐。
サクソン人はあくまで自由を手に入れようと命を懸ける。
デュラント卿はあくまで抵抗する者を容赦なく叩き潰す。
シャドウ・ウォーカーが復讐を果たした時、
全てを終わった彼は更なる決断に迫られる。
復讐の先にシャドウ・ウォーカーが見るモノ。
それは本作を鑑賞すれば自ずと分かるはずだ。
RE-21