タイカワイティティ監督長編デビュー作品でしたか!!
もう、大大大好きです☆
ミシェルゴンドリー監督作品が好きなのですが
「恋愛睡眠のすすめ」
とか
「グッバイサマー」
を彷彿させる手作り感満載な小物使いやら、ストップモーションアニメの手作り感。
そして、出て来る人がちょっとだけ変わっているところも。
ハンバーガーショップで冴えない店員として働くリリーは、キッカリとお昼の"12時02分"に店に来るジャロッドに片想い。
ジャロッド開催の仮装パーティー(こじんまりしたヲタク"の集まり)
で、リリーは鮫の仮装をして、
タランチュラの仮装をして付いて来てくれるお兄ちゃんがこれまた愛おしい。
リリーは両親は居ないけれど、こんなお兄ちゃんが居て本当に良かったと思う。
ある日、ジャロッドは、高校の時にイジメを受けていた"サモア人"のエリックに復讐すると決意し、里帰りする事に。
そんなリリーとジャロッドを車で送ってあげるお兄ちゃん…良い人だなー。
もう、ジャロッドのバスケのドリブルさえ下手なのが笑う。
エリックと戦う練習をしているジャロッドもダサくて笑う。
ハッカーのジャロッドの友達、笑う。
9歳のメガネの女の子とジャロッドの甥っ子の"バンド"も笑う。
ジャロッドのパパも好き☆
リリーはジャロッドに嘘をつかれても、隠し事がバレても、
ジャロッドが亡き兄の恋人に想いを寄せている事を知っても…。
心モヤモヤしても、
"Yeap"と苦笑いして、心の中はモヤモヤが爆発しているのに、抑えるところが可哀想で愛おしくて。
あの、大きな木のクルクル回るヤツ?で、怒りを発散!!
お兄ちゃんと電話が繋がらないし、バスは日曜日に数本しか来ないし、帰りたいけれど帰れなーい。
そんなこんなしているうちに、ジャロッドの家族に溶け込んで馴染んでしまっているリリー。
魚🐟の壁画やら、バス停の落書きやら。
リリーが海岸で見つけたハートの形の石を大切にしていたけれど、ジャロッドの事でモヤモヤしていて海に向かって思い切り投げたら、カモメに命中させたり…。
切なくさせても、小ネタが利いてて、ところどころクスクスと笑いが…。
結局は、
自分ばかり見てくれているリリーにジャロッドは甘えていて、
イザ、リリーに冷たくされたら、リリーの存在の大きさに気付くなんて。
恋は駆け引き?
ストップモーションアニメの愛おしさよ。
寝袋の追いかけっこ。
行きの車の中でジャロッドが一口齧って、投げたリンゴと
リリーが芯を残してまで食べたリンゴ。
もう、こんなのたまらないでしょー?!!!
「あ!馬が居た!」ゲームがここに来るとは!!
観た後の幸福感よ…。(伴う微妙な不安感)
リリー、幸せになって欲しいな☺️
……
ワイティティ監督も見逃しそうにちょこっと出てます😊