だい

ファイティング・ダディ 怒りの除雪車のだいのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すき。

人違いで殺された息子のために復讐を誓い、
犯人一味の正体を探るため末端構成員に接触していく…。

という序盤の重くてシリアスな流れからの~。


死ぬ人が増えていく度にどんどん死人の出るペース倍増!
クライマックス付近にはテンポ良く表示される十字架マーク!
「仁義なき戦い」であのチャララ~♪が何人分も連続で出るシーン思い出した(笑

ってか、
宗教(宗派)毎にその宗教固有のシンボル使う仕掛けがおしゃれよね。

カトリックとかプロテスタントとか、
十字架の形状違うなんて日本人にはあまり馴染みがないから新鮮。
ユダヤ教の六芒星はわかりやすいな。


「復讐譚」だから、どうしてもただ暗いだけの話になりがちだし、
そもそも復讐だからといって人をポンポン殺していいのかって話になりかねないけど、
それを所々差し挟む小ネタで、
「まあ、ブラックユーモアならしょーがないか」
な感じにさせるの上手すぎだよなあ。

まとめて死人出るシーンとか、パラグライダーの人とか、
マジでスパイス効き過ぎ!
どんだけ飛んでるんだよ…(笑


息子を人違いで殺されたニルス。
息子を人違いで殺されたセルビア人のボス。
でもね、
誘拐したとはいえ、伯爵の息子は守るんだよな。
息子を殺されたからこそわかる痛み。

そこに、切なさがある。


でもニルスの兄ちゃん、完全にとばっちりじゃん!
だい

だい