恭介

バリー・シール/アメリカをはめた男の恭介のレビュー・感想・評価

3.8
トム様、久しぶりのアクションじゃない映画。まぁ相変わらず何もかも自分で身体を張って演じてますが(笑)

決して明るいアメリカン・ドリーム的な内容ではないのに、重たくならない様、暗くならない様に描いた脚本とリーマン監督の判断は良かったと思う。
そこにトムの底抜けに明るい笑顔と軽妙なタッチの演技、そしてバックを彩る舞台当時の歌の数々が絶妙にマッチして、最後まで飽きさせない。

しかし、これが実話とか(笑)
持て余す札束の多さに笑いさえ込み上げてくる。
バリー・シールが宣伝文句にあるように
騙す、と言うよりは、成り行き上で仕方なく置かれた状況の中、上手く立ち回り成り上がっていくと言った方が正解かも。

それだけ適応能力や判断力が備わっていたのは間違いない。映画では何処か憎めない奴、みたいな人物に描かれていたが実際はどうだったんだろう。

まぁトム様主演なんで極悪人に設定することはないだろうけど(笑)

シリーズモノやアクション映画じゃないトム様の映画ももっと観たくなった。
恭介

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