「ラ・ラ・ランド」(2016 / 日本公開：2017)
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今さらか❗とお思いの紳士淑女の皆様。
そうです。今さらです。今、この特大ヒット映画のpostなんです。
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ここ2週間ほどは公私共々の疲れからか、劇場鑑賞どころか映画postの意欲が湧かず (ご存じの方はご存じと思いますが、一回の映画感想投稿に4時間ぐらいかけている大馬鹿ものです、私🤣)、流して過ごしていましたが、映画そのものは毎週末一本は自宅で観てたんですよ😅
(さすがに休日出勤のあった8/29, 30は観てませんが。)
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この映画、劇場非鑑賞期間(2014～2018年)の作品だったこともあり当然劇場で観る機会はなく、その後何度か加入サブスクサービスでの配信はあったものの『ラブストーリー』&『ミュージカル』という超苦手分野である事が災いし、どうしても鑑賞の優先順位が上位には来ず…。
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しかしながら大ヒットしたとの事実は私のミーハー心に微かな火種は残しており、かつここ2, 3年で若手有望監督との名声を轟かせる #デイミアンチャゼル 作品(実は昨年観た「ファースト・マン」が唯一の鑑賞済み監督作品でした😂❗)ということもあり『いつか必ず観てやる…！』と秘かな闘志を燃やしつつ(そういう映画ではない💧)、最大のチャンス、夏休み中もその機会を逸していたのであります😢
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…という事で、実はこれ夏休み明け最初の週末(8/22(土)深夜=8/23(日)未明)に観ていたのですが、ようやくこの四連休に至って昨日一日ゆっくり休んだのと、世の中の「TENET テネット」祭りを見るにつけ TENETを観る前に頭を空っぽにしておかないとどうやらヤバそうだと思うに至り、再び映画熱が高まってきたので急いで諸々書き記したいと思います😌
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何だよこれ⁉️素晴らしいじゃないですか❗
バカバカバカ❗私のバカ❗ましゅーのバカ❗なんでこんな面白い映画を避けてきたの⁉️アホですか？マヌケですか？だからもう食わず嫌いは止めなさいってあれほど…あれほど言ったのに…‼️口惜しや…恨めしや…
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と小芝居のひとつもしたくなるほど、観てなかった事を後悔する、傑作ですね、これは❗
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いや、ぶっちゃけラブストーリーは本当に苦手なんですよ。他人の惚れた腫れたなんて正直どうでもいいんですよ。いや、壮大な景観とか、手に汗握るサスペンスとか、迫力のアクションとか、身も凍る恐怖とか、そういう非日常を楽しむのがエンタメじゃないんか？自身の惚れた腫れたももうないのに、何が悲しくてましてや赤の他人のｷｬｯｷｬｳﾌﾌなんて、いい歳したオッサンが見ないとならない…。
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いや。違います。
いい歳したオッサンだからこそ、こうした人の心の機微みたいなものをもう一度思い起こす。
初々しさを目の当たりにして『うんうん。いいねぇ若いって。男と女ってこういう距離感の測り方が大事なんだよねぇ。』と、自然と笑みがこぼれる。
そういう感覚が必要なんですよ。昔ながらの居酒屋とか立ち飲みとかばかり行ってくだ巻いて腐ってちゃダメなんですよ。
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また、そうした先入観からの拒否反応を見事に中和して、逆にストーリーに入り込ませるミュージカルパート。
うん。最初っからフィクションなんだし、特にオッサンの気を引くためにはこれくらいの思いきった演出で、力技の没入感を作り出さないと、なんですが相当上手くないと失敗しちゃうと思うんです。
でもそこはやっぱりこの監督の手腕なんですかね。まだ主役の二人が登場する前から、アゲアゲのリズムとダンスで見事な導入をしてくれましたよ。掴みはOKってヤツですね。
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その後もいわゆる男女間の距離の縮め方や、それに一喜一憂する心情の表現というのも、何もない素の演技であれば『けっ…❗』とかなったかも知れませんが、誰かがこんなことを言ったかもしれないと思い出しましたが『ミュージカルは魔法』なんですよね。
ときめきとか喜びといったものが歌詞とダンスに乗せられるとすんなりと受け入れられるんですよね。
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またお話の行く末も、何もない普通のストーリーだったら『はぁぁぁぁ…だから観たくなかったんだ…😖』と逆に鬱入ってしまうかも知れないところを、絶妙に夢見混じりの楽しさと希望でオブラートに包んでくれてたからこそ、あのラストにして爽やかな涙目で観終える事が出来たのだと思います。
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いや、これ実はラブストーリーとミュージカルの相性を最高に高めてたんじゃないですか？昨年観た「ロケットマン」はミュージシャンの話だし、そっちこそミュージカルにうってつけなんじゃ…、って思い込みも見事に覆してくれました。
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これがミュージカルの、本当に『魔法』なのか、監督の手腕なのか。残るもう一本の監督作と、もう一本の直近での大ヒットミュージカルを近い内に観て、確かめたいと思いました😊
