実話です。
インドの公用語はヒンディー語と英語だそうですが、インドではそれ以外の言語も沢山あるそうです。
少年サルーは迷子になりカルカッタへ行きますが、サルーの言葉はカルカッタではあまり使われず、迷子になった経緯をうまく説明できなかった為にホームレスに数ヶ月なっていました。その間には人さらいに連れて行かれそうになりながらも機転をきかせて逃げ延びていました。
インドでは人身売買や臓器売買の為に子供をさらう事件があるそうです。インドで年間80000人の子が行方不明になると知り、ものすごい数に驚きました。
Google Earthの事を大学の友人から聞いて、その当時の列車の速度や列車に乗っていた日数を計算して大体の距離を算出して探しましたが、それでも見つかるまでに数年かかっていました。
息子をなくした母親の嘆き悲しみは、いくばかりだったでしょう。サルーと再会した母親の談が紹介されましたが、分かる気がしました。サルーと母親の再会に胸が熱くなりました。
Google Earthがあったからこそ探しあてられたと思います。
母親と再会してサルーがいくつか勘違いをしていた事が判明します。題名のLIONの意味も明かされます。
インドの闇や養父母が何故養子を取ったのかなど、知ることができた作品で観て良かったです。
サルーの幼少期を演じた子役がすごく可愛いかったです。オーディションで選ばれたそうですが、演技が上手かったです。