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彼女が目覚めるその日までのkazu1961のレビュー・感想・評価

彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)
3.6
「彼女が目覚めるその日まで」
原題「Brain on Fire」
2017/12/16公開 カナダ・アイルランド作品 2017-266

クロエ作品コンプリート継続!!

NYタイムズ ベストセラー・ノンフィクション第一位 を映画化した作品です。
原因不明の病と闘った一人の女性と生きる希望をつないだ家族の感動の物語を描いた実話で、その病と闘う主人公スザンナをクロエがかつてない迫真の演技で、女優としての劇的なステップアップが見てとれました!!
その一方で、「抗NMDA受容体脳炎」というまれな症例よって目覚めぬ娘を信じ続けた両親、絶対にあきらめないと誓った恋人、彼らに突き動かされた医師たちの希望と勇気の強さを描くのですが、映画では時間の制約か、唐突なストーリー展開になっているのが少し残念です。原作を読むときっと素晴らしいのでしょう。

「抗NMDA受容体脳炎」
主な症状は、感情がコントロールできなくなり、幸福と絶望を行き来し、周りの人々に人間性が崩壊したかのような毒舌を吐くき、やがて昏睡に陥りそのまま死に至ることもあるといいます。大ヒット映画「エクソシスト」の悪魔にとりつかれた少女リーガンのモデルになった実在の少年は、実はこの病の典型的な症例だったと指摘されています。

「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツが主演を務め、原因不明の難病に冒された女性記者スザンナ・キャラハンの闘病記「脳に棲む魔物」を映画化した人間ドラマ。共演に「キングコング 髑髏島の巨神」のトーマス・マン、「マトリックス」シリーズのキャリー=アン・モス、「ホビット」シリーズのリチャード・アーミテージ。女優シャーリーズ・セロンが製作で参加。
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