守りたい者がある
だから僕たちは人間なんだ
異能にして異形の
人類の守護者たちが
出逢う時、嘗てない
カオスが巻き起こる!
二人の天才が描いた究極の
キャラクターが今、融合する
「サイボーグ009vsデビルマン」
嘗て昭和の子ども達を熱狂の渦に巻き込んだ東映まんがまつりを彷彿させる題名…。東映まんがまつりはすべて永井豪が書いた作品だから出来た企画(マジンガーZ対デビルマンとかね)だが、これはなんと石ノ森章太郎の最高傑作009と融合…。しかも永井豪の最高傑作デビルマンとですからね…。
ミュートスサイボーグとプロトナンバーサイボーグである009たちの戦いが進む中、日本ではジンメンとデビルマン不動明の壮絶な戦いが行われていた。悲しみを超え勝利した009とデビルマンだが…新たな敵が迫っていた。デーモンの力を借りて強化されたハイティーンナンバーサイボーグ、そしてリリス他デーモンが彼らを襲う。偶然出会ってしまった009島村ジョーとデビルマン不動明は戦う羽目に陥るが…。
冒頭から悪名高いジンメン戦をそのまま見せてくれる恐るべきご褒美(笑)更に最高傑作であるミュートスサイボーグ編のラストもみせてくれるご褒美(笑)連発から始まる石ノ森章太郎&永井豪ファンである古いお友達向けの凶悪ファンムービーですわ。
ストーリー的には無理ないように設定されていますが…まぁデビルマンチーム(不動明&飛鳥了)と009チームを無理無理に接点を作らず、あくまで敵側の接点で描き、共通の敵として戦うという作劇に徹している辺りが上手いかなぁと。敵側のハイティーンナンバーサイボーグを創る博士がギル博士みたいでマニアはニヤリですし(笑)キカイダーを狂わすギルの杖を持ってますからね…(笑)
サイボーグ通しの戦いとデビルマンとデーモンの戦いという各作品の魅力、サイボーグ対デーモンというバーリトゥードの様な戦いありで楽しめますよね。009対デビルマンも第一話でありますからね。
作画もCGや3D全盛でありながら、手書き風でこちらのほうが好みでした(^_^)歌もゴリゴリのアニソンでしたしね…。
こういうお遊びやファンサービスはあって良しかなとおもいます。かなり真面目に作られてましたし。やっぱり世代的にたまらないですよ。サイボーグ009は未だ新作出来そうだし。デビルマンは…無理か(笑)
あと…ジャイアントロボ対鉄人28号の横山光輝さんものも観たかったりして(笑)