Okeydokey999

この世界の片隅にのOkeydokey999のレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.0

No_97
第二次世界大戦下の日本・広島を舞台にしたアニメ映画。2016年内の11月に公開した映画でありながら、日本アカデミー最優秀アニメーション作品賞を受賞した話題作です。戦争について触れたものでありながら、「戦争は辛い」「戦争は悲しい」といった使い古した言葉で言い表せない、見終わったあとに心温まる作品に仕上がっており……って、一言で語りつくせません!


(あらすじは紹介してあったので割愛)


序盤のコトリンゴさんの歌から始まった今作は、まさにその曲の雰囲気の通りの映画でした。
優しく温かく、でもどこか寂しさや悲しさが漂って、やるせないなあと思いながら、この場所で生きていきたいというすずの強い決意。些細なことで笑いあったり、些細なことで胸がときめいたり、戦争中だからといって普通の日常がなかったのかと言えばそうではなくて。改めて「戦争」について触れて考えることで、私が過ごす毎日がとても大切なのだと気付かせてくれました。


今年初のアニメ映画がコレで良かったと心底思いました。
下克上だの、アカデミー賞だの色々と付随して話題になったとは思いますが、百聞は一見にしかず!興味が少しでもある方は、ぜひ鑑賞をオススメします!
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