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渇き
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『渇き』に投稿された感想・評価

odyss
2.5
【半世紀前も今も変わらず】

専業主婦の妻が、仕事一筋で家庭をかえりみない夫に不満を抱き、年下の学生との不倫に走ったあげくに妊娠、結局は離婚に・・・・なんていうと、今どきの昼ドラにあってもおかしくないというか、ありがちな筋書きなんですが、この映画が半世紀前に作られていることを考えると、世の中、全然進歩していないと言うか、天の下に新しきことなし、って気がしてきますよね。

だから、こういう映画を楽しむ場合は、どうしても風俗中心になります。例えばここでは、役所の課長である夫と専業主婦の中流家庭ですが、家にはラジオしかない。一般には、皇太子殿下と美智子さん(現在の上皇両陛下)のご結婚のとき(昭和33年4月)に白黒テレビが普及したと言われているのですが、この映画はその昭和33年の製作です。もっとも原作小説があるらしいので、時代的にはそれより少し前ということなのかもしれません。

また、子供のない夫婦ふたりだけの家庭だけど、一軒家に住んでいて女中も一人いる。東京の中流家庭といっても、この辺の暮らしぶりが現代とは明らかに違いますね。家には応接間もあるし。

また、ヒロインが付き合う学生が、クルマを借りてヒロインをドライブに誘ったのはいいけど、山の中で故障してしまい、動けなくなってそこで一夜を過ごして・・・ってのも、いかにも昔ふう。今ならケータイで連絡してすぐ修理屋が駆けつけてくるところでしょう。

その学生が就職運動をしているんですが、同級の女子学生が会社重役の娘なので、そのコネで何とかしようとしているところも昔風。しかも面接でテレビには未来があると言って相手の歓心を買うあたりが、やはり時代を感じさせます。実際、日本ではこの頃が戦後映画の最盛期で、やがてテレビが普及して映画は落ち目になるわけですし。そうなっても妻の不倫志向(?)は変わらなかったというか、そういうドラマはすたれることがなかった(笑)。

ヒロインの山本富士子とその夫の佐分利信が、いかにもという配役です。でも、山本富士子みたいな美人が妻だったら、もう少し大事にする夫が多いと思いますがね(笑)。
貴重な川崎メイン、これでもかというナヨさを堪能
ロケ地、良し
ネオン街を見下ろすような高台にある都内住宅街、どこなのだろう
送別会のアパート夕暮れシーン、さすがに陰すぎて意図不明
監督は島耕二
島先生がんばった

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