旅愁の都の作品情報・感想・評価

「旅愁の都」に投稿された感想・評価

Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.0
返還前の沖縄風景が見られるカラー映画は珍しい(?)
「久しぶりに心地良い映画を観た…」と思える見事な作品だった。
東宝シネマスコープのワイド画面にカラーが綺麗で、内容も面白いなかなかの佳作。
サスペンスの名手である鈴木英夫監督が撮っただけあって、恋愛ドラマなのにハラハラする感じ。音楽もサスペンス映画っぽい。

本作では、星由里子が暗い過去を背負ったヒロインを好演、彼女に惚れるモテモテ男が宝田明。星由里子はカラー映像に映える美しさ。
更に、この映画は1962年作品だが、二人の恋愛ドラマを、当時、返還前の沖縄ロケも敢行して描いた意欲作。当時の沖縄は建物などの委細は全て英語。車も右側通行。アメリカ文化が見られる。

映画の内容は、物凄く入り組んで面白いのだが、記載するのが大変なので割愛。

この映画は「都シリーズの三作目」とのことで、それまでの『美貌の都』・『愛情の都』も俄然観たくなった。この前二作のヒロインは司葉子とのことなので、なおさら観たい(笑)

観終わって、とても気分が良くなる映画なので、評点は個人的に高め。
こづ堂

こづ堂の感想・評価

3.6
入り組んだラブストーリー。自分も、
過去を気にしない器の大きい男で
いたいと思ったw

薄幸な星由里子が美しかった。
不穏な雰囲気の音楽と由里子の喪服の
ような衣装がベストマッチ。
すー

すーの感想・評価

3.0
宝田明、爽やかですねえ。マダムの圧が凄いが、宝田明は影のある女性に夢中…という。返還前の沖縄を舞台にしている所に驚き。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.6
スカパーにて。なかなか重厚なメロドラマでした。
大阪で建築技師を勤めるイケメンに宝田明。ハンサムやわぁ。
行きつけのカフェに入ったちょっと影のある娘(星)と良い感じに。
沖縄に料亭を建てるために働くが、クライアント(志村)の娘(浜)との縁談話があがる。
間を取り持つ秘書(淡路)も実はイケメン狙い。淡路とカフェ店主(音羽)とは友達という設定。

宝田×星のカップリングだが、浜・淡路
もイケメン狙い。特に淡路惠子演じる女の積極さよ。グイグイくる。でもなびかない。

良い感じにお互い惹かれ合うが、星演じる娘の暗い過去が。

実は病気の母を養うため上原謙演じる老紳士の愛人だったこと。家と土地は手切金で貰ったとのこと。
愛人の手切れに家とは昔は景気良かったのう。

そんな過去に縛られる娘と意にせず嫁に来て欲しい青年の純な恋。

今作のもう一つの主役は変換前の沖縄の風景。本島だと思われるが流石にだいぶ田舎だ。更に当時の大阪も綺麗。ロケ地を選んでいるのもあるだろうが、ちょっとヨーロッパぽい風景。

タバコのポイ捨てや飲酒運転など今では考えられない描写も多い。

でも当時の文化を感じさせる誠実な物語り作りをしてるいい映画でした。
ななみ

ななみの感想・評価

4.0
メロドラマのふりした社会派映画。
悲劇を娯楽化せず描いているのがこの時代なのにすごい。2人が一緒になれた点は一応ハッピーエンドだけど、今後も過去のことで世間の目は冷たいだろう…星由里子さん何も悪くないのにね。そうしないと生きられない社会に問題があるのに。今もだけど。
淡路恵子さんのせりふ真理
鈴木英夫ってこんな感じの映画も撮るのか。常に喪服みたいな服装の星百合子にミステリアスで暗い音楽がずっと流れているので不穏な感じしかない。宝田明がタバコ吸いまくっててそこが一番気になってしまった。当時としてはカラーの沖縄ロケってかなり珍しかったんじゃないか?ラスト、宝田明の歌のあとに暗い音楽が流れるのが笑える。
陰のある星由里子が良い。大阪のほか、返還前の沖縄も舞台なのだが、沖縄民謡まで短調でどんより仕上げる池野成。終始怖いくらいの暗い音楽がラストのハッピーエンドでさえそのままなのがスゴイ。まったくすっきりしない。お洒落な淡路恵子、浜美枝、ばあさん呼ばわりされる音羽信子ら脇役も豪華。不穏なストーリーを鈴木英夫が抑えめにまとめている。
メロドラマなのにサスペンス調の音楽で、最後まで展開が気になった。

返還前の沖縄の映像は貴重。
otomisan

otomisanの感想・評価

4.0
 無口な宝田に女難あり。伏し目がちな星由里子を見染めて以来身辺が騒がしい。建築設計のクライアントから娘の婿へと招請がある一方その仲立ちのマダムまで宝田に岡惚れ。大資本家や玄人まで巻き込むとはきな臭い。
 そんな波乱含みな設定を抑えて雌伏する恋愛を通すところが結構よい塩梅だ。実は家庭の事情から「過去のある娘」となった星の引っ込みっぷりが遊び人イメージの宝田の無口な装いに不思議と相性よく見える。そこに星の幼馴染の藤木が昔の恋の焼けぼっくいを抱えての横恋慕(未遂?)なんぞがあってすったもんだするのかと思うと...
 奇妙にも押さえまくりのこの映画、復興なった淀屋橋界隈の人けのなさも頭越しの道路の無さもカラリと乾いた雰囲気にどこの都かしらと思え、飛んで沖縄の一番近所のアメリカっぽいへんな馴染みの良さも、この映画の低電圧感を後押ししている。
 だもんで、最後、土佐堀っペりで黒装束に身を隠す星を口説くマダムとのシーンから再会する沖縄の一号軍道ドライブの星=宝田まで趣をガラリと変えて行くようでいて、守礼の門から後ずさりして遠ざかる二人の後ろ姿になぜかきな臭さがたなびくようなという、煮えても煮え切らないという陰のある佳作であった。
らいこ

らいこの感想・評価

3.0
なんてことない話だけど、フランス映画観てるような雰囲気だった。昔の映画は美男美女ばかりで夢のよう。
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