JBかっこいい。
一言にまとめるとこうなります。
更に、時代のうねりや勢い、熱が画面から伝わってきました。黒人解放運動がこんなに近代のことだったのだと改めて感じ、ボブ・マーリー然り、音楽と政治も常に背中合わせであるのだと思わずにいられませんでした。
ジェームス・ブラウンの考え方が実に男前。
ある人にとっては暴君だとしても、なぜそうなるのか理由を考えれば納得できてしまう。それだけ高いプロ意識と心構えにしびれました。
優しい音楽講座もしっかり。
ゴスペルからジャズ、R&Bを通して、ロックもファンクもHipHopまで。60年代から90年代まで、この時代を生きる人たちのパワーに圧倒されました。
ミック・ジャガー始め、出演者のユーモアも効いていて、編集も良い興奮を残してくれます。
ジェームス・ブラウンという一人の人を通して、社会問題から音楽の構造、スターの人生や、果てはビジネスまで、最後まで楽しめる良質なドキュメンタリー。