R.I.P カール・ラガーフェルド
存在感ありすぎで笑ってしまった。
アレッサンドロ・ミケーレのグッチ、好き。ファミリービジネスだったことは知りませんでした。観賞後いくつかの記事を読んで、原作と事実にはちょっとしたズレもあるのかもと思っています。
レディ・ガガのイタリアンアクセント、
トレイラーで感心したのだけど
確かにイタリア人だからって英語に訛りがあるとは限らないし、その辺りのバランスって演技するとなるととても難しいなと思いました。
ロドルフォの衣装が好みでした。
特に「サイキン ドウ」のときの、ストールに包まれたスーツ。見る度に体調悪くなっていたけども。ガウンの刺繍もきれいで。
アイロニーの強い指摘もかっこよかった。
パオロがお迎えに行ったときのジャケットがツボで、何と言われてもそのデザインは捨てられなかったのねって思いました。
コーデュロイのスーツの留め方面白かったけど、グッチクオリティではなかった様子。
十字を切るシーンはやはり最高、
そして目尻のアイライン最高。
あと下着が綺麗。
でも電話番号読めない。
いくつものシーンで時計と指輪に目が行ってしまったのだけど、パトリツィアがマウリツィオをバスタブに引き込むところで、
うわぁぁ時計が!靴がダメになる!ってソワソワしてしまいました。小市民心理。
マウリツィオの衣装の変遷と話し方で、彼が「グッチ」経営へ傾倒していく様も見て取れたのがさすがアダム・サンドラー。
出会った頃のたどたどしく初々しい感じ、良かった。トラック掃除のシーンも良かった。
ドメニコの眼鏡のフレームも何かを伝えている気がしてなりません。。てっきりトム・フォードとは恋人同士というオチなのだと思っていたのに。
フランキさんが一番かわいそうだと思う。
そして、出てくるアートはもしや全て本物なのかとドキドキしながら観ていました。
クリムトだけじゃなく、ロスコやリキテンシュタインなどなど。
アルドがサインするときのテーブルも素敵でした。インテリアも見所ありまくりです。
観るところがありすぎて、長めのはずなのに終わってしまえばあっという間。
でもなぜか「良い映画だったなぁ」にはならず。
サルマ・ハエックとの泥シーンは
ただただ LITT up! でした。(Suits)
まとめるには駆け足すぎたのかもしれません。もしくは情報量が多すぎて、意識が散漫になってしまったか。
このレビューも情報量多めでまとまっていません。あえて誰かに勧めるなら、アダム・ドライバーの笑顔とジェレミー・アイアンズのアイメイク、アル・パチーノのボッサボサの髪、何か足りないアナ・ウィンター。そんな映画です。