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ノース・ウォリアーズ 魔境の戦いのtorakoaのレビュー・感想・評価

2.7
ここのキャスト一覧からエド・スクラインが主役なのかと思ったら何と違う。ジェームズ・ノートンさんがそれなりに重要な役かと思ったらそうでもない。
主人公(多分)のアスビョルン役の人は何故かここのキャストに名前載ってないトム・ホッパーさんφ(.. ) にょきっとデカい。196cmだそうな。ゲーム・オブ・スローンズのサム(ジョン・スノウの友人、太め)の弟を途中からやってたらしい。

国を追われ植民地に向かおうとしたヴァイキング一行が嵐に見舞われ辿り着いたスコットランド沿岸にて現地の兵たちと戦闘し、そこで見つけた姫を身代金目的で保護(?)したら実は王の娘で云々、といった話。

何となくマップ上を2頭身ぐらいのキャラが移動するタイプのRPG感。とんでもない断崖絶壁登り切るとか、弓矢を奪って瞬時に攻撃とか、馬車みたいなのの中に篭ってたお姫さんとか、その姫が意外と反撃してくるとか諸々が何かこのノリ知ってるなーと。昔のゲームが原作だとか言われたら納得してしまう感じ。
なので割とベタというかオーソドックスというか既視感とアナクロ感あって話に面白みはあんまりない。ベタな話に人物を落とし込めてなくてベタなだけで走り切ろうとする感じで、主役のリーダーの資質に疑問が湧く。そのせいか主役の存在感薄い。

そこに凄く壮大な劇伴がついてて音楽で先読みさせてくれたりもする親切設計。音楽自体は悪くないけど派手過ぎる。
すんごいゴージャスなラッピングだけど中身はたべっ子どうぶつとか何かそういう凄く知ってるものみたいなミスマッチ感が。

その割に案外嫌な気分でもなく観れてしまったのは画面が無駄に揺れないことが大きかったかもしれない。走るシーンの疾走感とかよかった。
色味とか衣装とか美術面もオーソドックスな感じでよかったと思うし、戦闘シーンのテンポもよかったかな。あからさまなワイヤーとかはまあないかなーぐらいのやり過ぎにならない範囲に収めてたかと思う。あからさまにCGな波とか矢とかはあったけど。
格闘は少林寺とかその辺の影響ありそうな気がした。ラスボスの人以外は死に方も上手かったと思う。

悪役はゲームキャラみたいな極悪そうな美型兄弟だった。顔は似てないが頭の大きさとか背格好の感じ何となく兄弟感あった。
インゲン姫て何かアンパンマンにいそうな感じだなーとかインゲン好物だしそろそろ旬の時期になるなーとか気が散ってしまったじゃないか。

会話の中にハーラル王(美髪王)というのが出てくる。
スコティッシュはノース人を食うという噂があったらしい。

終盤の闘い、何か餅や団子用のごまだれみたいだなーと思って眺めててエド・スクラインにうっかり笑ってしまったので今後餅食う時にこの作品思い出すかも。

吹替入。

φ(.. )
若きリーダー:アスビョルン(エーギルの息子)
弓の名手:トラルド
反発する人:ヨルンド
多分弟:ビョルン
多分兄:ヴァリ
血の気多めなおいちゃん:グンナー?
三編みダーク髪:バルドル?
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