コールセンターから友人のアシストを受け世界一の会社と謳うサークルに入社した女性の話。
サークルという会社は全ての人々の情報を管理して、オープンな世界を目論む会社。
その発想と技術力、そして耳に聞こえがいい利便性によって多くの若者が熱狂する。
プライバシーはなくなり、全ての瞬間を不特定多数の人々に晒される世界。
秘密は悪の始まり。人の目があれば犯罪はなくなる。
実際便利な側面を持ってるのは確かだが、理想が他人を殴る棍棒であってはならない。
サークルのトップは自分が神様にでもなったつもりだったのか。
SNSでの繋がりなんて砂で作り上げる城のようなもの。
一人一人が周りの家族や友人、困っている人に手を差し伸べればいい。
文字通り手を差し伸べて届く範囲でいい。
それがあってからのSNSだろう。
