⚪概要とあらすじ
昭和の文豪・室生犀星が理想の女性をつづったとされる金魚の姿を持つ少女と老作家の物語を、『シャニダールの花』などの石井岳龍監督が映画化した文芸ファンタジー。
丸いお尻とチャーミングな顔の赤子(二階堂ふみ)は、自分のことを「あたい」と言い、「おじさま」と呼ぶ老作家(大杉漣)と一緒に暮らしていた。赤子には、何と真っ赤な金魚にもなる秘密があった。二人がひっそりと生活していたある日、老作家の過去の女が現れ...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“人を好きになるということは 愉しいことでございます”
「人を好きになるということは 愉しいことでございます 」
⚪感想
内容は切なく、儚く、奇妙で、ヘンテコで、ふわふわで、独特だった。ちょっとよく分からないし退屈だけど世界観と雰囲気が最高の映画。
美しく紅い映像とレトロ感が素敵だった。そして、紅いひらひらの衣装がとにかく可愛い。
幾度となる「ちゃぽん」という水の音が素敵。
幻想小説だからなのねってなった。
金魚の赤子を演じる二階堂ふみさんが無邪気でおてんばで素敵だった。「〜だわ」とか「あたい」「おじさま」「〜でしょうね」って言うと喋り方が可愛すぎる。
大杉漣さんとの歳の差の感じがなかなかに素敵で好き。2人のダンス可愛すぎ。
二階堂ふみさんと真木よう子さんの絡みもなかなか。
芥川龍之介を演じる高良健吾さんはちょっとだけの出演だったけどぴったりな気が。色気ダダ漏れ。
原作も優美で艶やかで素敵な文と内容だった。
⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞。