さよなら僕のマクガフィンたち

シン・エヴァンゲリオン劇場版のさよなら僕のマクガフィンたちのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

エヴァンゲリオンに別れを告げ、リアルな描写世界に描かれた愛すべきキャラクターたちに、祝福を!
そしてほんの少しの寂しさを。


感極まって、感無量である。
鑑賞した皆がそれぞれのエヴァンゲリオンと別れを告げることができたと思います。

ここに登場した細かい登場人物含め全員の好感度が上がりました。これ、只事じゃないキャラの魅力描写だと思うんですよね。特に、アスカとミサト。大好きになりましたね。意味不明なマリの美味しさも最高!

最後のゲンドウパートについてなんですけど、あそこからみなに別れを告げるまで、あそこまで作家性を生々しく出せるとは。すんごく内省的な作品ですもんね。庵野総監督と直接会話している感覚でした。『海辺の映画館』を観た時と同じ感想です。

こうやってみると、公開当初は僕自身酷評していたQの思い切った舵きりが素晴らしかったなぁ。完結してその魅力に気づきましたね、まいったね。

何はともあれ、お疲れ様でした。ありがとう。さようなら。おまじない。
良い意味で期待を裏切ってくれた。

IMAXにて。