おらんだ

俳優 亀岡拓次のおらんだのレビュー・感想・評価

俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)
3.6
映画やドラマで見かけるが、名前がパッと出てこない、そんな俳優・亀岡拓次。「最強の脇役」として活躍する彼は、現場で重宝されながらも地味な生活を送っていた。そんな彼が居酒屋の女将に恋をし、仕事でも海外からのオファーが。彼の人生に転機が訪れようとしていた。

映画始まった!あ!誰か出てきた!めっちゃ走ってる!安田顕か?安田顕じゃない!誰⁉︎え?安田顕はどこ?

…そこかーい!

という主役に光の当たらない、少し驚きのオープニング。気になる方は映画館へGO!

ホントは「最愛の子」を観たかったんですが満員で…。でも、結果良かったです。面白かった!

これは安田顕による安田顕による安田顕ファンの為の映画。実際に名脇役の安田顕だからこそ、名脇役の亀岡拓次を演じても違和感が無い。へへへ笑いと脱力感の有る演技が印象的。華のある人だと思うんだけども。何で脇役なんだろう。

さて、そんな彼が恋をします。お相手は居酒屋の女将のあずみさん。演じているのは麻生久美子。こりゃぁ恋にも落ちますよ。可愛いもの。ルックスだけじゃないですよ。会話の端々にほとばしる愛嬌。微笑ましい!

この映画、大きな笑いこそありませんが、クスクス笑いが多めのお話です。居酒屋でのやり取りやニュースの内容、スナックでの撮影の破茶滅茶っぷり等々。各所で「ハハハッ」程度の笑いが起こってました。

見所は、海外の監督からお呼びが掛かった時に亀岡がオーディションで見せた演技。実力派俳優ならではの演技が光る。まさに独壇場です。それまでのヘラヘラした感じとのギャップも相まって凄くカッコ良い。
あとは三田佳子を揉みしだくシーンぐらいですかね。
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