LATESHOW

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にのLATESHOWのレビュー・感想・評価

3.8
乳首が浮かぶぱつんぱつんのシャツ着て
四六時中ちんこの話ばっかしてる
アホで陽気なアメリカ人達だって
アイデンティティを実は探している...のか?笑

マイシャローナで軽快に始まり、ディスコにパンクにロック、
カントリー、ニューウェーブ。
能天気なディスコを追い出され
カントリーで騒ぎ
次の日はパンクのライブ。
アイデンティティクライシスだ
と苦笑する主人公が
永遠に大岩を転がし続けるシーシュポスと
自らの野球人生をなぞらえて語る
という緩急の差!
目まぐるしきアホの所業に
いささかウンザリしかけたとこにリンクレイター節が炸裂。
ピラミッド底辺のナードが
自虐的に青春を語る作品は数多いが
逆に、ジョックス連中もまた
軽そうに見えて内心
オトナになることへの不安を抱えているのを教えてくれた稀有な作品。

嫌味のない内容と
恥を捨てる勇気を持って、と語る演劇部の女の子のひとことが
ポジティブ!
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