ヨコヤマさんの映画レビュー・感想・評価

ヨコヤマ

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サーミの血(2016年製作の映画)

3.7

被差別から逃れるために民族衣装を焼き捨てる彼女は
髪を劇薬で焼いて直毛にするマルコムXや
自らをどこの誰でもない根無し草と名乗る「GO」の在日北朝鮮人である主人公らと
同じ踠きを感じた。
人の優劣を脳
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーとフィクションの狭間で繰り広げられる、過酷で無情な人間模様。
極東の凍てついた炭坑町と強制収容所に
こびりついた貧民や囚人の
一切の希望なき顔、顔、顔。
生活の余裕のなさが心の余裕と直
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ヘヴン(2002年製作の映画)

4.4

映画史上、最も清らかな逃亡カップル。
禁欲的で、言葉少なで、刹那的で。
ケイト・ブランシェットの
神々しいまでの美しさ。
青い瞳が涙で濡れて宝石のよう。
天上からの神の視点である俯瞰と
大聖堂を見上げ
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リバース・エッジ(1986年製作の映画)

3.9

本作にインスパイアされた岡崎京子の漫画を読んだことがある人なら、どういったストーリーなのかわかるかもしれませんが、どうしようもない虚無感に襲われてしまう映画である。
川岸の友達の死体を目にしても何の感
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あさがくるまえに(2016年製作の映画)

3.7

臓器提供及び移植を題材としたヒューマンドラマ。
青を基調とした映像が美しい。
冒頭の溌剌とし奔放な少年たちの街から海までの疾走、
そして波に揉まれるダイナミックなサーフィンのシーン。
少年たちのはずん
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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

3.7

血は流れないのに、血の匂いがする。
ゴムの木から赤いバケツに滴る白い樹液。
内戦で飲み干したという赤いワイン。
その内戦での忌まわしい記憶が
具現化したかのような洗車のシャワー。
リベリアの地で生きて
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.4

西部劇を殺した映画と位置付けられている作品。
嘘塗れの武勇伝を吹聴する賞金稼ぎ。
女をいたぶるカウボーイ。
法の遵守の為に人を踏みつける厳格な保安官...。
皆一様に許されざる者。
ひとごろしの罪深さ
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ヒミズ(2011年製作の映画)

3.7

「立派な大人になってやる!」
染谷将太の絶叫がまだ胸に突き刺さっている。
住田がんばれ、住田がんばれ。

普通に生きたい、でもいつしかまともがわからなくなる。
取り返しのつかないことになって
いくら普
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ワーグナーを弾くアンドロイドが
エイリアンを従属させ
ノコノコやってきた人間達を
うはwww釣れたwwww苗床いっぱいきたwwwwwよし殺そ\(^o^)/
と血祭りにあげまくる
やべー映画。
一言で感
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.2

大人になったら心が死ぬんだ。
なんとなく僕たちは大人になるんだ。

軽薄な80年代青春映画という先入観で
舐めてかかった自分を恥じます。
とんでもない名作だコレ。
これがなければ
「桐島、部活やめるっ
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ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.8

ウォルター・ヒル監督によるカーアクション映画。
ベイビー・ドライバーがインスパイアされた作品として
最近その名前をよく聞くように。
ウォルター・ヒルがノリにノッてた時期なのがよくわかる面白さ。
ベイビ
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.0

早起きは三文の徳...笑

登場人物が3人だけなので
大根役者やティーンアイドルだと
見るも無残な出来になるが
ジェニファー・ローレンスが
全部掻っ攫っていった感じ。
ローレンス・フィッシュバーン、ほ
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.9

老母が中年の娘に過干渉し
支配しているやりとりから
不穏に始まる物語。
抑圧されて生きてきて
殴られないと愛情を感じ取れない、
恋愛対象なのか性的対象なのか
自分でも判断が出来ない。
途中からふと
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

トム・ハーディカッコ良過ぎ。
さすがマッドマックス。
V8ならぬロールスロイスエンジンだぜ。
今作のケネス・ブラナーに惚れて
軍服フェチに目覚めた淑女が多数の予感。

陸海空の三方向から
時間軸をずら
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ワンダーランド駅で(1998年製作の映画)

3.8

公開当時は洒落た雰囲気を楽しんだけど、
今は内容の知的さとボサノヴァの軽快さを理解できるようなって、
やっぱり好きだなこの映画。
隠れた逸品。
本を落として拾う時、書店主から
「本を読まずに閉じるもん
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.5

スウェディッシュ・ポップなのかは分からないが愛すべき音楽。
原色のインテリアとファッション。
そこに幾何学模様が北欧の淡い陽射しに溶け合い
重くもなる題材を優しく包んでくれる。
どうせ自分はアスペルガ
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.9

今年は映画館でよくイギーとその曲に遭遇する笑

恥なんかに負ける訳ないでしょ、
と当然のように言い切る
イザベル・ユペールは
善悪関係なく振り切れた高潔なる魅力があり、
ワンダーウーマンと並ぶ今秋の強
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

4.3

戦争を美化したがる輩には
鉄十字勲章を投げつけてやれ。

サム・ペキンパーの映画に
神話なんて何処にもない。
伝説、英雄、美徳、名誉。一切ない。
あるのは、
時代と、社会と、現代の価値観に
いつしか取
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パターソン(2016年製作の映画)

4.3

互いを思いやり、感性を尊重し合う夫婦の毎日がとても素敵だった。月曜に絶望とか、仕事辞めたいとか、唇からこころを擦り減らす言葉を漏らすより、その日一日に見つけた小さくとも美しい瞬間をポツリと呟くほうがき>>続きを読む

ギミー・デンジャー(2016年製作の映画)

4.5

ミシガンのトレーラーハウスで育ち
クラスメイト達から家を揺らされ
馬鹿にされていた頃から
ロックの殿堂入りを果たして
壇上からスピーチをする近年まで。

「俺は俺だよ」

最後の言葉が嘘偽りなく
イギ
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

3.5


インディ・ジョーンズ、グーニーズ、ハムナプトラを
通過してきた世代だもの。
存分に楽しめたに決まってるじゃないか
オッさんだもの。

これぞ怪奇ユニバーサルな
ハッタリ効かせた大味さを
如何に楽しめ
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.9

バージニア州知事の
人種差別主義者達に対するコメントを聞いた日に、
ふと観たくなったのだった。
職人気質なアラン・パーカー監督による
苛烈なヘイト描写に、
思わず悔し涙が滲んだ。

ファーゴのオバさん
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八月の鯨(1987年製作の映画)

4.1

いつか、八月の終わりに観ようと決めていた映画。

岬の家に住む老姉妹は8月に海に現れる鯨を何十年も待ち続けている。人生の短さに対し時の流れは永遠であり、去っていった愛する人々との思い出が色褪せてしまう
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.8

冒頭のジョンスペ。

完璧な編集。

映画館でフロアよろしく
踊りだしたくなる衝動。

犯罪者を逃すドライバー...
ゲッタウェイドライバーの物語。
前評判から絶対面白いのはわかっていても
エドガー・
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エブリシング(2017年製作の映画)

2.9

嫌味のない爽やかな王道恋愛難病モノ...映画館で観る程の作品ではなかった。
ボーイフレンドいいヤツ過ぎるぞ。
無菌室で育った少女が
外界に飛び出し
生きる喜びを感じる描写を
もっと強調してもいい。
A
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DOOR(1988年製作の映画)

3.0

子供の俺を
河原で拾った濡れたエロ本のごとく
性への目覚めに誘った罪深き映画。
ぬめった恐怖と生理的嫌悪感と淫靡さが
一気に襲いかかってくるのと
人妻高橋恵子さんの貞淑なエロスに
子供だった俺はもうナ
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TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

3.8

ほんまもんの男とはなんぞや。

明日やってやるが口癖になってると
この映画にハートをバキバキに砕かれるだろう。
チッポケで中途半端な刺青を
見せびらかして縋りつき
「世界は俺が回してんねん!」
そう高
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黄金の七人(1965年製作の映画)

3.3

お洒落なサントラを聴いて
観てみたくなった。
イタリア映画界が
007に対抗して製作した
のほほんとしたノリの
金塊イタダキ泥棒映画。
ルパン三世の元ネタ、
つーか盗みの手口に裏切る美女、何から何まで
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インディアン・ランナー(1991年製作の映画)

3.9

ショーン・ペンの監督第一作。
ロックバンドの荒削りな1stアルバムのごとき内容だった。
最近はわからないが
昔のショーン・ペンは
すげーおっかないキレた人だったんだぜ...。
始終キレてた彼が内面の激
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.7

ダーレン・アロノフスキー監督の
精神をヤスリでザリザリ削りにかかるような圧迫感、
いつ観てもヘヴィ。

監督は今敏のファンだったそうで...
なるほど「パーフェクトブルー」だ。
もっと言えばポランスキ
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

「ダイ・ハード」
アラン・リックマンとブルース・ウィリスのやりとり

「西部劇の英雄気取りかね、ジョン・ウェイン君」
「俺はゲイリー・クーパーが好きなんだ」

言わずもがな
同じく孤立無援で戦う
本作
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

久しぶりに邦画が現実に勝った、
などと偉そうなこと言いたくなる。

災害映画ですね。
難しい用語や専門知識が
よくわからないままでも
そのまま突っ走って
単純に面白かった。
庵野監督の頭の中じゃ
常に
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.1

Beatles「Two of us」に始まり
Bon Iver、Sufjan Stevens、
ラストシーンのNICO。
繊細な物語と音楽。
所謂難病ものなんだが
ブスとバカから金巻き上げる
御涙頂戴
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

つくづく素直な映画である。
アルフレードが駅のホームで
トトに贈る言葉...

「自分のすることを愛せ。
子供の頃、映写室を愛したように」

感動のラストより
今はその言葉に涙が出た。
誰かの人生を
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.8

レイモンド・チャンドラー➕ロバート・アルトマンで
探偵物語(TV)。

ボギーでもなきゃ
ミッチャムでもねえ。
モッサリ草臥れた
エリオット・グールドなりのタフさ。

猫のエサだまくらかすと失踪される
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.1


街を歩くお嬢さん。
誰もがつい目で追ってしまう
コケティッシュなお嬢さん。
しかしその内面は
死ぬかもしれないという不安でいっぱい。
緊張した面持ちでパリの街を彷徨する彼女が
ガーリーなアイコンから
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