ヨコヤマ

ヨコヤマ

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DOOR(1988年製作の映画)

3.0

子供の俺を
河原で拾った濡れたエロ本のごとく
性への目覚めに誘った罪深き映画。
ぬめった恐怖と生理的嫌悪感と淫靡さが
一気に襲いかかってくるのと
人妻高橋恵子さんの貞淑なエロスに
子供だった俺はもうナ
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TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

3.8

ほんまもんの男とはなんぞや。

明日やってやるが口癖になってると
この映画にハートをバキバキに砕かれるだろう。
チッポケで中途半端な刺青を
見せびらかして縋りつき
「世界は俺が回してんねん!」
そう高
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黄金の七人(1965年製作の映画)

3.3

お洒落なサントラを聴いて
観てみたくなった。
イタリア映画界が
007に対抗して製作した
のほほんとしたノリの
金塊イタダキ泥棒映画。
ルパン三世の元ネタ、
つーか盗みの手口に裏切る美女、何から何まで
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インディアン・ランナー(1991年製作の映画)

3.9

ショーン・ペンの監督第一作。
ロックバンドの荒削りな1stアルバムのごとき内容だった。
最近はわからないが
昔のショーン・ペンは
すげーおっかないキレた人だったんだぜ...。
始終キレてた彼が内面の激
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.7

ダーレン・アロノフスキー監督の
精神をヤスリでザリザリ削りにかかるような圧迫感、
いつ観てもヘヴィ。

監督は今敏のファンだったそうで...
なるほど「パーフェクトブルー」だ。
もっと言えばポランスキ
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

「ダイ・ハード」
アラン・リックマンとブルース・ウィリスのやりとり

「西部劇の英雄気取りかね、ジョン・ウェイン君」
「俺はゲイリー・クーパーが好きなんだ」

言わずもがな
同じく孤立無援で戦う
本作
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

久しぶりに邦画が現実に勝った、
などと偉そうなこと言いたくなる。

災害映画ですね。
難しい用語や専門知識が
よくわからないままでも
そのまま突っ走って
単純に面白かった。
庵野監督の頭の中じゃ
常に
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.1

Beatles「Two of us」に始まり
Bon Iver、Sufjan Stevens、
ラストシーンのNICO。
繊細な物語と音楽。
所謂難病ものなんだが
ブスとバカから金巻き上げる
御涙頂戴
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

つくづく素直な映画である。
アルフレードが駅のホームで
トトに贈る言葉...

「自分のすることを愛せ。
子供の頃、映写室を愛したように」

感動のラストより
今はその言葉に涙が出た。
誰かの人生を
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.8

レイモンド・チャンドラー➕ロバート・アルトマンで
探偵物語(TV)。

ボギーでもなきゃ
ミッチャムでもねえ。
モッサリ草臥れた
エリオット・グールドなりのタフさ。

猫のエサだまくらかすと失踪される
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.1


街を歩くお嬢さん。
誰もがつい目で追ってしまう
コケティッシュなお嬢さん。
しかしその内面は
死ぬかもしれないという不安でいっぱい。
緊張した面持ちでパリの街を彷徨する彼女が
ガーリーなアイコンから
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この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

3.6

纏まりのある温かな佳作なんだが
後味の悪い話でもある...。
田舎の余所者に対する冷たい目やプライバシーのなさを
納得いかない結末で
解決したように見せかけているというか。
映画が変な色目使わず丁寧に
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裁き(2014年製作の映画)

4.5

今年のベストの一作。

インド社会を鋭い洞察力で描いた裁判劇。
共謀罪の醜悪さを改めて理解した。

100年前の植民地時代の法律に無理矢理則って
投獄されたら納得できるか?
お役所仕事丸出しな気まぐれ
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.2


ゾンビにレコード投げつけて

「やめろー!今のブルーマンデイ1stプレスだぞクソッ!」
「(プリンスの)バットマンサントラは?」
「それはOK」
「ローゼス投げていい?」
「ダメ!」
「2ndだよ?
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ザ・クレイジーズ(1973年製作の映画)

3.5

細菌兵器が田舎町に流出し
ガスマスクと防護服を着た
無機質な軍隊が突然やってきて
住民を追い出し
やがて感染し狂人となった彼らと
ひたすら殺し合う。
「ゾンビ」に連なるディストピア。
始終流れる緊張感
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地獄門(1953年製作の映画)

2.8

60年以上昔にカンヌで
ジャン・コクトーに絶賛され
パルムドールに輝いた
ラ・ラ・ランドもかくやの
極彩色平安戦乱絵巻...
と同時に、
女性なら殺意を抱くレベルの
悪質なクズストーカーのお話。

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シャイニング(1980年製作の映画)

4.1

一度目にしたが最後
死ぬまで忘れられない
忘れようがない
恐怖映像の頂点。
原作者キングがキレたのは
キングとしては
ホラー映画観ようと思ったのに
キューブリックは
異常な数のリテイク重ねまくって
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.1

ゾンビが蔓延るこの世界で
がんばるしかないんだぜ。

観ている側に
さほど学生時代を振り返らせず
また浸らせないのに
やけにリアルに伝わる
独特の静かな青春群像。
虚しさを抱える東出昌大が
笑われてば
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おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)

3.1

予告編で面白そうだったんで観ることに。
たわいない軽いラブコメといったところ。
マルセイユの秘密の酒場や
プールサイドでのパーティで
オトナのデートするような
リッチで気配り上手、遊び上手、
オシャレ
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.8

安達原の鬼婆か、あるいは
大野一雄による白粉の老婆か。
いずれにせよ底にあるのは
ただの歪んだ狂気ではなく
弱い人間の持つ
どうしようもない生きてく哀しみ。

映画史に残るサイコばあちゃんを
観ようと
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

面白かった!!

50年前に「暗くなるまで待って」という映画がありまして
盲人のオードリー・ヘップバーン宅に
悪党三人やってくるんですが
今回三人忍びこんでみたら
可憐なオードリーの代わりに
座頭市み
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プロメテウス(2012年製作の映画)

2.8


オリジナルのイアン・ホルムの
何倍も胡散臭いアンドロイド役
マイケル・ファズベンダーに
全部持ってかれた感がすげえ。
シャーリーズ・セロン食われまくり。

コヴェナントにも繋がってるようなんで
その
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.7

追憶の情景であり、必要以上に
メッセージだの教訓だの
込めないところと
自立したシングルマザーとして
同時に同居人達を庇護する存在として
頑固だが保守的では決してないという
難しい役どころを自然にこな
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獣は月夜に夢を見る(2014年製作の映画)

2.3

原題も劇中も月夜関係ねーじゃねーかよ💢
ホラーとしては残念な出来ですが
北欧映画の簡潔で無口な雰囲気って人気あるよねー。
澄んだ空気が伝わる静謐な映像、
こじんまりした可愛らしい町並み、
海辺の教会の
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.2

詩が原作らしいので、会話が主流となる映画。
喋ってないと不安になり
相手を怒らせるのも
言葉が見つからなくて
相手を怒らせるのも
頑張れ!という言葉を
都会で連呼する危うさも
よくわかる。
下手なリン
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.3

映画における、ファンタスティックを
混じりっ気なしの全力の全力で
撮りきろうとするのは
もはや狂気だ本気だなんて
チンケな言葉じゃ表せねえ。

サム・ペキンパー、タランティーノ
今に見てろよこの野郎!
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レポマン(1984年製作の映画)

3.9

すげー面白いのに
初見だと解り辛かったのは
字幕がクソだから。
もし再発売あるなら
字幕をどうにかしてほしい。

話が横道それまくりで
登場人物全員アクが強く
ついてこれねえオメェがダセェ!
といわん
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.4

舐めると舌が張り付いて皮が剥がれそうな乾いたユーモアと
内面の暴力衝動。
たけし軍団が若いのは当然として
石田ゆり子が今と変わらないのは
おかしいだろ不老不死かよ。

初見では男の妄想あるいは夢オチだ
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.7

NYはあらゆる場所に星の数程
物語(あるいは小話)が始まるキッカケが潜んでおり
しけた下町にある
朽ちうらぶれたアパートの一室を
覗き穴から魔法のカメラで追ってみりゃあ
いつだって味わい深い物語が
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.0

エドワード・ヤン監督が撮る
逆光でシルエットの人物が佇む窓。
窓から見える空は曇り、霞み
不吉な風がカーテンを揺らし
まるで透明な皮膜のように
登場人物達と世界を
クッキリと分ける。

ノスタルジーを
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緑の光線(1985年製作の映画)

3.9

健康的なエロさで女性の肢体撮らせたら
フランス一のエリック・ロメールオジさん。

自信を失い泣いてばかりいるヒロインは
皆が楽しんでる場を壊す厄介な女か
それとも諦めきれずに避暑地でキッカケを探し続け
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マシンガン・パニック(1973年製作の映画)

2.8

クッソ地味ぃ〜なフレンチコネクション
とでも言うべきか。
無差別殺人に対する執念の捜査が
堅実過ぎてヤマ場がなく
正直退屈。
お昼にTVで放送したら皆ウトウトするぞ。

「パニック」なら同じく
ウォル
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.8

息つく間もない凄まじい市街戦だし
ミリタリールックに坊主頭、汚れた顔で
公開当時は人物の区別がつきにくかったんですが
レントンとスパッドいるやん。
20年ぶりに再会する前に
ソマリアで走り回ってますや
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.8

乳首が浮かぶぱつんぱつんのシャツ着て
四六時中ちんこの話ばっかしてる
アホで陽気なアメリカ人達だって
アイデンティティを実は探している...のか?笑

マイシャローナで軽快に始まり、ディスコにパンクに
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(2017年製作の映画)

4.1

想像力という、大きな、大きな世界を
言葉で小さくしないで

目の前から消えてしまうものほど
美しいものです

そのセリフにどれだけ胸を打たれたことか。
永瀬正敏さんが劇中流した涙に
どれほどの言葉を失
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.2

ウォン・カーウァイ監督は
90年代の雰囲気だけで映画を手掛けてるような
スカした印象があって興味を持てないままだった。
冒頭の白黒ロードムービー風、
ヴェンダースかよと内心毒づき
俺っちスタイリッシュ
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