LATESHOW

チャーリー・イズ・マイ・ダーリンのLATESHOWのレビュー・感想・評価

3.0
テンポの速い初期衝動剥き出しなサティスファクション、明日のことは分からないまま常軌を逸した熱狂の渦中、意外にもマッチドグリップスタイルにて前のめりに叩く。潑剌とした眼差しと既婚者故か大人びた雰囲気、何者かになったばかりの繊細さをメンバー同様帯びながら、チャーリーはやっぱりクールだった。

下北沢のバンド仲間の部屋か修学旅行の夜のようにくつろぎ戯れビートルズを歌い、翌朝眠そうにケツをポリポリ欠伸する無防備なストーンズ。完成前のステージパフォーマンスはミックとキースの腰つきに注目。

60年経ってもまだバンド続けているなんて全く想像もしなかったはず。野心を覗かせながらも先のことはまるで分からないから今日が最後のつもりでステージに立つ。掃いて捨てるほどある意味のないラブソングの先を求めて転がり出した若者達。
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