オール内藤瑛亮ナイトにて。
MOOSIC LAB 2013の一本で、転校生と内藤瑛亮監督のコラボ作品。
家ではまるで人形のように扱われている美少女、彼女は学校で陰湿なイジメにあっている。ある日偶然に拳銃を手に入れる。日課のようにイジメられている最中、その拳銃で反撃を試みるのだが...、というお話。
転校生こと水本夏絵の原案で、ミュージシャンの表現としては結構ギョッとする作品になってます。音楽は誰も救いませんよと。
本作の白眉は、イジメグループのリーダーが小林香織ってこと。『先生を流産させる会』のあの鋭い目の美少女ね。めっちゃ怖い。
彼女の得体の知れなさを引き出してる内藤監督も素晴らしい。
そして。河原のシーンで銃に救いを求める少女の痛々しさたるや。濡れ鼠で家に帰り着くと、夫の暴力で痛々しい姿になった母が笑顔で迎える。
く、暗い...。
だけど、綺麗事で済ませない誠実さを評価したい。